考えたこと2

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バッタもん
パチもんはまがい物のことだが、バッタもんはホンモノ。
バッタもんというのは、倒産した店などから仕入れた商品のことであり、本来の意味は正規品だ。
値段が安い正規品ということ。

しかし、今ではパチもんと同じく、安いまがい物のことをバッタもんという。
結局、パチもんと同じような意味になっている。

これも、ぼくらが小さい頃には使っていなかった。
聞いたこともない。
大阪では使われていたのだろうか?

ぼくは神戸だが、近所では聞いたことがない。

これも、いつからか使われるようになった。

パチもんとバッタもん、何となく似ている言葉。

こういう言葉が一般的になるということは、それが巷にあふれているということか。

そういえば、安売りチケットの店のことをバッタ屋という。
これはバッタもんを売っている店だから、バッタ屋だろう。

あれは、旅行会社がJRのチケットなどをたくさん買って値引きしてもらい、余った分を売っている…と聞いた。

切符だから、正規品に違いはない。
あれこそ、バッタもんだろう。

ということは、やっぱり巷にあふれている、ということなんだろう。

世の中、うさんくさいものが増えた。

| | 考えたこと | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
議論
この話題、何度も出てきてすみません。

議論をする、ということは難しいことだということがわかった。

会社にいたときは何人か集まると、くだらない話にまじって、開発のことや技術のこと、背反性能のことなど、誰からともなく話したものだった。
それが当たり前だったし、疑問もなかった。
しかし、それは(前もいったが)共通の認識があり、同じレベルでわかっていたからこそできることだ。
組織に目的があり、その方向に向いてベクトルがあった。
理解は異なっていても、少なくとも同じ方向を向いていた。
それが普通の組織だと思っていた。
だから、議論ができる。

しかし、違うところもあるのだ。

まず、組織に目的があるようでない。
あまりにも当たり前の目標で、ぼんやりしている。
そして、認識のレベルがバラバラだ。
あっち向いているヤツ、こっち向いているヤツ、上向いてるヤツ、下向いてるヤツ、目を閉じているヤツもいる。
だから、集まってもバラバラな話しかできない。
これほどできないとは、想像もできないほど、議論ができないのだ。

問題は、それでいて、自分はちゃんとやっていると思っていることだ。
「何を」ちゃんとやるのか。
それが組織の目標であるはずだ。
それが自分たちの思い思いの目標であって(あるかどうかも定かではないが)、「ちゃんと」していることになっている。
どうしようもない。
社会人になって、組織の目標というものを考えたことがない人ばかりなのか。

オープンな議論ができない組織は潰れていく。
組織として成り立たないからだ。
よほど上にいる人がパワフルで、引っぱっていくようなカタチになっていれば、大丈夫かもしれない。
しかし、そんな人がいない組織はどうしようもない。

そんな組織がある。

議論ができない組織。

それは意外と多いかもしれない。


| | 考えたこと | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) |