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2009.11.15 Sunday
ちあきなおみ
土曜日にBSで特集をやっていた。
この人は、ジャンルでいえば歌謡曲だが、なぜかアイドルでもないし、演歌でもない。 当時は流行歌手というイメージで見ていたが、特集を見ているとそんな範疇には入らない人だと思った。 こういう人をホンモノの「歌い手」というのだろう。 よく覚えているのが、「四つのお願い」「X+Y=LOVE」「喝采」など。 「喝采」はレコード大賞もとった曲で、ぼくらの世代では当然知っている曲。 1969年にデビュー。 1976年あたりから、演歌離れしていったらしい。 リアルタイムで追っかけてないのでよくわからないが、当時の歌謡ポップスというものの他に、戦後の流行歌、シャンソン、ファド(ポルトガル民謡)、アメリカンジャズ、そして、1980年代のシンガー・ソングライターの曲など、多くの作品を手がけていた。 ドラマや映画にもたくさん出演しており、そんな一面もあったのか、と感心。 途中、結婚に伴って休養していた時期があったりしたが、この人は「日本の歌」を歌っていこうとしたのではないか。 とにかく、歌がうまい。 いろんな曲をカバーしているが、この人が歌うと、この人の歌になる。 1992年にご主人が亡くなってからは、一切の活動を休止して今に至っている。 年齢としては45歳。 もったいない…、と外野からは見える。 それだけ最愛の夫だったのだろう。 しかし、ここ数年どんどん昔のアルバムがCD化され、売れ続けているらしい。 ホンモノは死せずということだろうか。 ぼくよりちょうど10歳上だ。 今になって、ぼくの中では昭和を代表する歌手となった。 これから聞いてみようと思う。 |
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