考えたこと2

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鬼平
池波正太郎を読んでいる。

以前、「仕掛人・藤枝梅安」「蝶の戦記」「忍びの風」「忍びの女」「忍者丹波大介」「雲霧仁左右衛門」などを読んだが、この人の時代小説は好きだ。

柴田錬三郎とは違った面白さがある。
上品な(シバレンが下品というワケではないが)時代小説なのだ。

こないだテレビを見ていたら、さだまさしが出てきて、オススメの本について話していた。
その本が、「鬼平犯科帳」。

二十数冊出ているが、それを何度も買って読むとのこと。

鬼平の部下に対する人情やリーダーとしてのふるまいなど、鬼平の魅力を語っていた。
それを聞いて、読みたくなった。
たしか、実家にあったはず…。

貸してほしいというと、15冊ほどあった。
一巻、二巻、三巻、…途中まで揃っていて、最後の方の長編がある。
何でも、人に貸したりして、なくなっていったとのこと。

もうだいぶ古い本だ。
色が変わっているのもある。

でも、喜んで借りて帰る。
すぐに一巻を読んだ。
本当に面白い。

ひと言でいうと、江戸時代の美学。
盗人にもリクツがある。
鬼平はそのリクツを守らない盗人には容赦なくあたる。
火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)という機動力のある警察。
そのリーダーが鬼平こと長谷川平蔵。

時代小説だから、時代を感じさせないのではない。
池波正太郎の小説が、時代を超える魅力を持っているのだと思う。

当分は鬼平犯科帳。

眠るのが遅くなりそうだ…。



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