考えたこと2

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三匹の子豚
昨日のソノシートのはなしの続き。

そういえば、三匹の子豚のうち上の2人はオオカミに食べられるというストーリーが本来のハズだ。

ぼくが聞いたソノシートでは、上の二人は逃げて一番下の弟のレンガの家に避難する。
最後は三匹揃って助かって、めでたし、めでたしということになっていた。

あの頃から、そういう改変をやっていたのか。

さるかに合戦のカニのお母さんは死んでしまったし、かちかち山ではおばあさんは狸に殺されてしまった。

今ではそんな残酷なことはしないことになっている。
カニのお母さんはケガをするだけだし、かちかち山でも同じようなスジになっている。

他にもたくさん改変があるんだろう。

童話には、残酷なものもある。
その理由のない残酷さ(理由づけをする場合もあるが)をこわいと思うところに、その童話の良さがあるのではないか。

そうやって、「死」というものを小さい子どもにも理解させる…そんな気は作者にはなかっただろうが、ぼくは不条理に殺されるという怖さを子どもに伝えることは、そんなに悪いことではないと思う。

オオカミには悪いと思うが…。

世の中は、不条理なこともある。

それでも、頑張って生きていくものなのだから。



| | 考えたこと | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
ソノシート
ソノシート、知っていますか。

知らない人もいるだろうなあ。
今はもう死後になっている。

ぼくが何度も聞いたソノシートは「三匹の子豚」。

絵本とソノシートが一緒になっているもの。
ソノシートとは、レコードだがすごく薄くて、曲げることができる。
だから、本のページになったり、付録になったりした。
三匹の子豚、有名なおはなし。

一番上の子豚はわらの家を作った。
家はオオカミに吹き飛ばされ、二番目の家に行った。
二番目の子豚は木の家を作った。
やっぱり家はオオカミに吹き飛ばされ、兄と一緒に三番目の家に行った。
三番目の子豚はレンガの家を作った。
レンガの家は吹き飛ばされない。
オオカミは煙突から入ろうとしたが、煙突のしたでは大鍋に熱湯を沸かしていた。
それに落ちて、オオカミは死んだ。
めでたし、めでたし。

それがミュージカル仕立てでソノシートになっていた。

それ以外にも、ギターの教則本にソノシートがついていたりしていた。

あの頃、レコードが全てだった。
それがCDが出て、あっという間にメディアの主役は交代した。

ビデオもそうだ。
VHSや8ミリテープが主流だったが、あっという間にDVDになって、今度はブルーレイだという。

ぼやいても仕方がない。

でも、時代は進んでも内容は進んでいないと思う。

あの頃のソノシートを越えるものができているとは思えない。

そうではないですか。



| | 考えたこと | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) |