![]() |
2009.01.13 Tuesday
当たり前の世代
ぼくらが子どもの頃、自動車は贅沢品だった。
親戚のおじさんがコルトに乗っているのがめずらしくて、来たら止まっているクルマに乗せてもらったりした。 その上、中学、高校と技術家庭科の時間にエンジンの機構を習った。 4ストローク、2ストロークのエンジンの仕組みや、バルブの点火の仕組みもおぼろげながら知っていた。 20代の頃、ツインカムだとか、エンジンの仕様だとかに興味があった。 今の若い人とはだいぶ違う。 今の若い人は生まれた時からクルマがあった世代だ。 クルマに乗るのが当たり前。 何度も書くが、この差は大きい。 おまけに技術家庭科ではパソコンの使い方を習っている。 エンジンのことなどわからない。 ツインカムって何?という世代だ。 いずれ、クルマが売れない時代が来たはずだ。 正確にいうと、売れないわけではない。 車齢が伸びて、中古の販売が伸びるだろう。 結果的に国内需要は縮小する。 エコカーへの乗り換えを奨励して、少しは伸びるだろうが、一時的なものだろう。 クルマの総量は変わらない。 でも、新車は減ると思う。 生まれた時からクルマがある世代は、クルマに対してそんなに思い入れはない。 そこをどうやってアピールするか…。 当たり前の世代は手強いと思う。 |
![]() |