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2007.12.23 Sunday
師匠
今週の朝のドラマは、「師匠と弟子」という人間関係がテーマだった。
「先生」と違って、「師匠」という言葉は今は日常生活ではあまり使うこともない。 「師匠」は伝統芸能や習い事、囲碁将棋などの世界で使われる言葉。 先生は教えてくれることが決まっている。 英語の先生とか、国語の先生とか…。 師匠は、教えてくれる何かが決まっていない。 全人的なものだ。生きること、生活すること…その全てを「教えてくれること」を通じて教えてくれる…。 そんな気がする。 「師匠」と明確に呼べる人はいないが、近い人はいるなあ。 学生時代のI先生、K先生…。 そして、社会人になってから、上司や先輩だった何人かの人たち…。 もちろん、ぼくのことを弟子だとは思っていないだろう。 特に社会人になってからの「師匠」には、仕事のやり方を教わった。 個別に詳しく聞いたことは、そんなに多くない。 いろいろな場面で、その人たちがどんなふうに考えて、どんなふうに行動したか…ということが教えになっている。 それをそばで見たのだ。 共通するのは、「こうでなければならない」という思いがあったこと。 その時は反発したり、「何でこんなことを…」と思ったりもした。 でも、今は結果としてその人たちは「師匠」に近い存在だと思える。 そんな人にどれほど会えるか…、これは結果論だから難しい。 自分の思いがなければ、会ってもわからないからなあ…。 |
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