考えたこと2

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今年のベスト
去年は年末に旅行して、読んだ本のベストの紹介をするのを忘れていた。

今年はご紹介します。

小説では、海外のミステリで面白いものもあったが、今年は「女たちのジハード」篠田節子がベスト。
時間を忘れて読むことができる。
働く女性たちのいろいろな人生を、いきいきと描いた小説。
篠田節子は、この本しか読んでいないが、この小説はさすが直木賞。

ノンフィクションは…難しい。
科学もので面白いものがあったが、あまり馴染みがないのでやめておく。
少し数学と関係があるが、とにかく面白かったのが、「マネー・ボール」マイケル・ルイス。
野球に興味のない人はすみません。
この本は野球というスポーツの見方を変える本。
永遠にアウトにならなければ、絶対に負けないということから、四球に最高の価値を与える。
そんな考え方でスカウト活動を行い、作戦を立て、チームを実際に強くした男の記録。

エッセイでは、急逝した池田晶子の本もあったが、今年は高島俊夫の「お言葉ですが」のシリーズを選ぶ。
この人は中国語の専門家で、その立場から日本語について書いた雑誌の連載を文庫にしたもの。8巻まで出ている。
今年、この人の新書の新刊が出たが、目を悪くされたようで口述筆記で出されたらしい。
もう書くことができないというのが残念。良くなられることを祈る。関西出身の人で、親近感がある。
この人の本を読むと、日本語と「漢字」の関係がよくわかる。
年代的には中年以上の人でないとわからない話題も多いが…。

紅白を見ながら書いているが、今日みたいに寒い日は演歌が合う。
「そして神戸」懐かしかった。
でも、クールファイブが4人だったのは残念。
この曲を聴くと、学園祭で演った歌謡ショーを思い出す…。

「君がいるだけで」「待つわ」「ルビーの指輪」…、これでは「懐かしのメロディー」ではないか…。
50代以上を狙っているのかな。

今年はとにかく老眼が進んだ。
でも、夏からプールに行きはじめたのは一つの大きな進歩。

世の中はどんどんワケがわからなくなるが、「来年はきっと今年より良くなる」と思う。
みんなが思うと、本当に良くなると思う。

 負けないで もう少し
 最後まで 走り抜けて

ZARDというグループの曲。いい曲だ。

今年も終わりです。

来年もよろしくお願いします。

よいお年を。






| | 考えたこと | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
Yuming films
こないだNHKでやっていた、ユーミンの曲にモチーフを得て作ったショートフィルムを見た。
「リフレインが叫んでる」「青いエアメイル」「A Happy New Year」の3本。

ユーミンの曲はもともとドラマ性が高いので、曲のイメージそのままを作るんだろうと思っていたら、何となく意外な3本になっていた。

人によって、曲から受ける感じは違うだろうから、それぞれの監督が感じたそのままを作ったのか、それともわざとひねったのかはわからない。
ぼくにとっては、意外だったというべきか。

結果的に15分くらいのフィルムにしようと思うと、あんなふうになるのか…。

ユーミンの詩はたいがい間接話法だ。
もちろん、思いは語られるが、それよりも情景が先にくる。
その情景から、何を感じるかは、聞いている人の思いで変わってくるのだろう。

「リフレインが叫んでる」では、岬を走る主人公が、「青いエアメイル」ではエアメイルの代わりに友達からのカードを受け取った主人公が、「A Happy New Year」では凍る街路樹を走る主人公が、それぞれ描かれる。

どれも、せつないフィルム。

ユーミン自身が解説で「泣ける」と言っていた。

こんな企画なら、もっとやってほしい。


| | 音楽 | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) |