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2007.12.13 Thursday
アメリカ人だったら…
期末考査の季節。
我が家の子どもたちも試験である。 英語は難しい…とぼやいているので、「外国の言葉だから、難しいのは当たり前だろう」というと、「それならアメリカ人に生まれていたらよかった」という。 もしも、アメリカ人に生まれていて、日本語を習うとしたらどうだろう。 英語を習うためには、大文字と小文字をいれても、50文字ちょっとのアルファベットを覚えればよいが、日本語を習おうと思うと、ひらがな50文字、カタカナ50文字、漢字を1000文字くらいは覚えないといけない。 おまけに、英語ほど確定した文法があるわけではなく、もっと大変だ…。 というような意味のことを言ったら、納得された。 日本語を学ぶのは大変だと思う。 まずは何から習うのだろうか…。 もちろん、挨拶などから言葉を覚えていくのだろうが、それをどうやって書いて覚えるのだろうか? ひらがなを使うのか、カタカナを使うのか、漢字仮名まじりで書くのだろうか。 おそらく、日本語を教える基礎は確立していて、それでやっているのだろうが、想像できない。 人称代名詞は難物だろう。 「私」「あなた」という意味の言葉はたくさんある。 「おれ」「おまえ」「きさま」「おのれ」「ぼく」「あんた」「きみ」…。 英語なら"I"と"you"しかないのに…。 人間関係の哲学が違うのだとしか言いようがない。 だから、ぼくらは日本人に生まれて、英語を学べてよかったのだ。 生まれた時のどさくさにまぎれて、日本語を覚えてしまったのだから…。 |
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