考えたこと2

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クリスマスの約束2007
昨日の深夜、毎年恒例の小田和正の番組をやっていた。

クリスマスの約束。
彼らしいネーミングである。

もう還暦。60歳とは思えないバイタリティだ。
去年はすごくマイナーな、懐かしい人が出てきたが、今年は比較的メジャーな人が出てきた。

一人はさだまさし。

ゲストとして登場して、小田和正に、「あのころ(70年代後半から80年代前半か…)は、オフコースもグレープも、軟弱だということで、あまりよく言われなかった…」と言っていた。
そうだったなあ。
ぼくはどちらも好きだったが、たしかに「めそめそして、軟弱」というイメージがあった。「帰去来」というLPは何度聞いたことか…。

オフコースも、「さよなら」を出してメジャーになってからは、「軟弱」という声は小さくなったが、まだそんなことを言われていたと思う。

メッセージ性のあるフォークの残り香があった頃。

小田和正も、さだまさしも、「世界」や「社会」、「国家」というものではなく、「ここにいる人」を歌っていた。
「君」や「友」、「わたし」「あの人」…。

それが、学生運動の世代の人たちには「軟弱」にみえたんだろう。
ぼくらの世代には、隠れファンが多かったと思う。
おおっぴらに、オフコースとさだまさしのファン…というのは言いにい時期があったのは事実。

でも、結果として彼らが二人とも、いまだに活動を続け、ツアーをやればたくさんの人を動員するのだから、彼らのやってきたことは多くの人に受け入れられたという事だろう。

ベトナム戦争が終わり、学生運動が下火になり、毛沢東が亡くなり…時代が彼らを受け入れたんだと思う。
外野の声に屈せず、自分の道を進んできたのだ。

昨日は、若い頃の自分に、今の自分が問いかける…という歌を共作して歌っていた。いい歌だった。

もう一人は、佐野元春。
80年代に出てきた、孤独なロッカーで詩人というイメージ。
ラップを早くからやっていた。
彼も、自分の道を一直線という人だと思う。

昨日はSomedayを歌った。名曲だ。
カラオケでよく歌ったなあ…。
誰にでも、その年齢なりの「いつか(Someday)がある」と言っていた。
彼ももう51歳。でも、まだまだ若い。
51歳と60歳がギターをかき鳴らして、歌うのを見ていると、うれしくなった。

若いシンガーも出てきていたが、やっぱり年長組に馴染みがある。

また、来年、クリスマスの約束を果たしてほしい。



| | 音楽 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |