考えたこと2

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テレキャスター
テレキャスターを知っていますか?

ニュースキャスターでもなく、お天気キャスターでもない…。
お化けのキャスター(キャスパーか)でもなく、移動式のイスの脚についている車輪(単なるキャスター)でもない。

これはギターの名前です。
フェンダーという会社が作っているエレキギターで、歴史的には古い形である。
今の主流の形のエレキギターの元祖みたいなものだ。

原型が発売されたのが、1949年だから、戦後すぐになる。

テレキャスターが好きだ。
余分なものがない。

後に作られたギターには、トレモロシステム(音程を変化させる装置)が付いたり、ピックアップ(弦の振動を拾うマイクのこと)の数が増えたり、ノイズの少ないピックアップができたり…いろいろな改良があった。

それでも、このテレキャスターは生き残っている。
シンプルなピックアップで、ビブラートをかける装置もないが、いさぎよいのだ。

地震(1995年)の少し後に、白いテレキャスターを3万円で買った。
梅田の楽器店での衝動買いだった。
もちろん、日本製で(アメリカ製は値段がひとけた違う)特価品だったが、しばらく前に行きつけの楽器屋さんで調整してもらって、みちがえるほど弾きやすくなった。

シンプルなものは、調整もしやすいし、長持ちするのだろう。
今でも調子よく弾ける。

余分なものがないこと…これは大事なことだ。
モノのデザインの基本でもあると思う。(僕にはデザインの才能はないが…)

今は、表面がアーチ状になっているものや、小ぶりのボディで軽く、スタイルのいいものもたくさんあるが、そんな細工の一切ないテレキャスターには存在感がある。

シンプルで存在感があるもの…一つの理想なんだろう。

自分にないものにあこがれるということかもしれません。



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