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2007.01.25 Thursday
テレキャスター
テレキャスターを知っていますか?
ニュースキャスターでもなく、お天気キャスターでもない…。 お化けのキャスター(キャスパーか)でもなく、移動式のイスの脚についている車輪(単なるキャスター)でもない。 これはギターの名前です。 フェンダーという会社が作っているエレキギターで、歴史的には古い形である。 今の主流の形のエレキギターの元祖みたいなものだ。 原型が発売されたのが、1949年だから、戦後すぐになる。 テレキャスターが好きだ。 余分なものがない。 後に作られたギターには、トレモロシステム(音程を変化させる装置)が付いたり、ピックアップ(弦の振動を拾うマイクのこと)の数が増えたり、ノイズの少ないピックアップができたり…いろいろな改良があった。 それでも、このテレキャスターは生き残っている。 シンプルなピックアップで、ビブラートをかける装置もないが、いさぎよいのだ。 地震(1995年)の少し後に、白いテレキャスターを3万円で買った。 梅田の楽器店での衝動買いだった。 もちろん、日本製で(アメリカ製は値段がひとけた違う)特価品だったが、しばらく前に行きつけの楽器屋さんで調整してもらって、みちがえるほど弾きやすくなった。 シンプルなものは、調整もしやすいし、長持ちするのだろう。 今でも調子よく弾ける。 余分なものがないこと…これは大事なことだ。 モノのデザインの基本でもあると思う。(僕にはデザインの才能はないが…) 今は、表面がアーチ状になっているものや、小ぶりのボディで軽く、スタイルのいいものもたくさんあるが、そんな細工の一切ないテレキャスターには存在感がある。 シンプルで存在感があるもの…一つの理想なんだろう。 自分にないものにあこがれるということかもしれません。 |
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