考えたこと2

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ソニーのEV
ソニーがEVを作って売るというが出ている。
今は半導体不足でクルマが作れないとか、自動運転などの制御でクルマは走るコンピューターになるとか、言われている。
そんな事情で、電子メーカーがクルマを作る強みは高まっていた。
また、以前からアップルがクルマを作るのではないかと言われていた。
それを先取りした格好だ。

ソニーのクルマは、VISION-Sという試作品が出ているところが現実的。
電子の部分は自社で設計だが、肝心のクルマの部分は外注になる。
記事によると、

「VISION-Sについてはプロジェクトを立ち上げた当初から、ソニーが自社で製造を行わない“ファブレス”の業態が想定されていた。その上で、完成車としてEVを設計し、製造から販売、アフターメンテナンスまで一連の手続きを建て付けてきた。
自動車の製造については、ソニーが土台から立ち上げることは困難という判断から、試作車の段階からオーストリアに拠点を置く自動車製造業社のマグナ・シュタイアをパートナーとしてきた。」

となっている。

ファブレス(工場を持たない)という、流行りの考え方。
ソニーの強い部分(エレクトロニクスやセンサー)以外の部分は他社に任せるのだ。
オーストリアのマグナ・シュタイアという、独自のカーブランドを持たないOEM生産の会社があるのだ。
そういう会社があるから、試作車を完成できた。

おそらく、アップルカーが出るとすると同じような考え方だろう。
パソコンの基盤は、台湾のOEMが多いというようなことと同じ。
部品メーカーがハードのメインの部分を作り、そこにセンサーやエレクトロニクスの高度な部分を付け足して販売する。
新しい形態の作り方だ。

こういうふうにして、パソコンと同じように、モジュール化が進んでいくのだろう。
日本のカーメーカーでも、スズキは軽自動車のOEMをやっている。
今はスズキのクルマをちょっと化粧直しして、他のメーカーの名前で出しているだけだが、本当に必要となったらシャシーの設計をしてOEMをやり始めるかもしれない。
意外とそうなったら、産業として成り立つ可能性もある。

シチズンが腕時計のムーブメントをOEMしているのと同じことだ。

特に、クルマのように耐久性を含めて、今までの実績があったり、テスト設備を持っているのは強い。
日本のカーメーカーや部品メーカーが生き残るためには、世界を相手にOEMをやるということもアリだと思う。

そういう意味ではソニーが日本のカーメーカーにOEMできなかったのは残念だ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

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