考えたこと2

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音楽の効用
ギターを弾くと、ボケ予防になる、という話は聞いたことがあるが、楽器の演奏が成績がよい、という話は聞いたことがなかった。
カナダの研究チームが実施した大規模調査で明らかになった。

「このほどカナダのブリティッシュコロンビア大学が実施した大規模調査で、楽器の演奏をたしなむ高校生は、音楽をやらない学生と比べて数学・科学・英語の成績が有意に高いという結果が出た。これは音楽が発達中の脳に与えるよい影響をうかがわせると同時に、学校教育の一環として音楽を取り入れる重要性を再認識させるものだ。」

ということだ。

英語と書いてあるのは、つまりカナダの国語のことになるから、理数系と国語の成績がいい、という意味になる。
音楽という科目は楽器などにお金がかかるので、予算削減の対象になりやすく、小中学校では音楽教育そのものが存在しない学校もあるらしい。

このへんは日本は頑張っている(と思う)。
小学校では鍵盤ハーモニカ(昔はハーモニカと縦笛だった)をやる。
音楽会ともなれば、木琴、鉄琴、アコーディオン、リズムは大太鼓、小太鼓、シンバル、トライアングルなど、たくさんの楽器が出てくる。
中学・高校に入れば授業もあるし、部活ではブラスバンド(女子がほとんどだが)がある。

カナダでは、音楽に夢中になると、英語、数学、科学の成績が落ちる、という俗説があるらしい。
日本でも、昔はエレキを持つと不良だ、というようなことを言われたが、同じようなものか。
しかし今回の研究結果はその逆の結果になった。

ただ、研究対象の州の公立高校で音楽コースを選択するには、それ以前からのレッスンが必要らしい。
かなり高度な授業のようだ。
だから、初心者向けのギターなどは今回は研究対象外とのこと。
だから、日本の音楽の授業とはだいぶ違う。

結局、かなり高度なレベルまで楽器をやると、国語や数学の成績はよくなる、ということだ。
楽器の演奏をすることが、脳の認知機能などを高めるという研究結果もあり、そうかもしれないと思う。
でも、そういうレッスンにはお金がかかるから、家が金持ちでそれなりに家庭の社会資本が影響しているのではないかとも思う。

いつから始めても、音楽は楽しいものだ。
第九のコーラスも楽しいし、一人でギターを弾くのも楽しい。
カラオケで歌うことだって楽しい。

最近は一人で演奏しながらそれを録音して、その上に自分で音を重ねていく、ということもペダル一つでできるようになった。
すごい技術の進歩だ。
もちろん、声だって簡単に重ねられるから、一人アカペラもできる。

研究結果はさておき、音楽を楽しめばいいのだと思う。

それがどんな能力をつけてくれるかは、おまけにしておこう。


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