考えたこと2

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脳のメカニズム
20歳で自動車事故を起こし、15年間植物状態だったという人がいる。
その人の胸部に装置を埋め込んで、迷走神経というやつを電気で刺激したら、驚くべき回復を見せたということが今年の9月の科学誌に載った。

通常1年以上植物状態から回復しなければ、見込みがないと言われているが、それを覆す治療。
人間の脳は、まだまだわからない。

迷走神経というのは、脳から首を通って、腹部まで伸びる神経。
覚醒や注意に関係しているらしい。

まだまだ、首を動かすという簡単な指示に従うとか、顔を近づけると目を見開くとかいう段階。
それでも、全く反応が何もなかったことから考えると、画期的な状態だ。
脳や神経にとって、15年間という時間は致命的ではないのかもしれない。

もしもこれが完全に復活したとしたら、その間の15年間の記憶はどうなっているんだろうか。
20歳以前の記憶はどうなっているんだろうか。

この手法が確立すると、事故などで植物状態になっても早く治療して回復も早まるかもしれない。

めでたいことだ。

脳という器官は謎が多い。
物理的にどこを刺激したら、どうなるということはある程度わかっているが、「こころ」の問題はよくわからない。
「こころ」は脳にあると思われているが、それしかないから、そうなんだろう、ということだ。

まだAIは「こころ」を持っていないが、研究が進んで、人間の脳と同じようなメカニズムで回路を設計すれば、「こころ」を持たないという保証はない。

そのうち、アトムのように「こころ」を持ったロボットも生まれるのかもしれない。

これをワクワクするといっていいのか、ゾッとするといっていいのか…。

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