考えたこと2

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追悼 島木譲二さん
島木譲二というと、「大阪名物パチパチパンチ」、「カンカンヘッドは男のロマン」など定番のギャグが思い浮かぶ。
元は警備員で芸人志望。間寛平だったかが声をかけ、吉本に入ったという経歴の持ち主。
昨日の新聞によると、亡くなったとのこと。

吉本のギャグというのは、観客との約束事だ。
あいつが出てきたら、これをやる、と分かっていて笑いを取るというもの。
ぼくが吉本新喜劇を見始めた頃、定番だったのが平参平、岡八郎といったところのギャグ。
ライブの劇場でなければ成立しない芸だ。

俺たちひょうきん族以降、お笑いはスタジオでの録画が増えた。
それと同時にテレビでは、楽屋落ちの笑いがメインになった。
その代表格が明石家さんまだろう。
ああいう密室の笑いは、劇場では通用しない。

今となっては古き良き時代の吉本の劇場ギャグ。
新喜劇の王道を行く芸人だった。

体当たりの芸人で、頭から血を流し、それでも笑いを取ったこともあった。
懐かしい。
テレビで見なくなって、だいぶ時間が経つ。
記事によると、病院に入院してもギャグで笑わせていたとのこと。

いろんな芸人にイジられて、それがすごく面白かった。
それもこれも、定番のギャグがあるからだ。
こういう芸人が減った。
昭和の時代の芸なのかもしれない。

今はキャラクターそのもので笑わすとか、定番ギャグを持っているというような芸人の時代ではなくなった。
回りの雰囲気を読み、当意即妙のやり取りができる器用さが求められる。
彼は不器用を逆手に取って笑わせる人だった。

お笑い芸人がニュースのコメンテーターをやる時代。
そんなことは昭和の時代には考えられなかった。

古いタイプの芸人がまた一人鬼籍に入った。

天国でもみんなを笑わせてほしい。

合掌。


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