考えたこと2

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第3の勢力
イギリスで2大政党が終わろうとしているらしい。
地方選挙や下院の補欠選挙で、右派のポピュリスト政党「リフォームUK」が大躍進とのこと。

リフォームUKは、今の労働党や保守党が民衆の不満を吸収できていないということで、移民対策の強化を掲げている点が大きい。
日本でも、それについては同じような状況だと思う。
この夏の参院選が一つの答えになるかもしれない。

もちろん、インバウンドで潤っているのは事実だし、地方の労働力不足や介護や製造現場、トラック運転手なども都市部で不足しているのもその通り。
だからといって、何の議論もなく、人手不足だから外国人を、というのはおかしいと思う。
それは右も左もなく、ほぼ全ての政党が問題意識を持っていない。
国会でほぼ議論にすらならない。

イギリスの地方議会選挙では、リフォームUKは約1600の議席のうち、677議席を問ったらしい。
今の与党である労働党には、厳しい評価になっている。

今の日本でも、移民に対する生活保護や免許証の問題、犯罪を犯しても不起訴という問題など、ネットでは取り上げられているが、国会では議論にならない。
オーバーツーリズムも、同じだと思う。
それで経済が回っている側面もあるから、仕方ないが…。

イタリアのメローニ首相も移民対策で成果を上げているという。
西欧の問題は、これからの日本の問題でもあり、本来は議論をすべき問題だ。

それが今回の参院選の争点にもならないところが、ぼくはオカシイと思う。

2004年にロンドンに行った時に、日本人のガイドさんが「ロンドンは移民が増えて、もう昔のロンドンではない」と言っていたのが印象に残っている。

アメリカや西欧から来た外国人が、日本は治安が良いという褒め言葉を聞くことが多いが、それがいつまで続くのだろうか。
今の西欧のようにならないためにも、この問題が争点になるべきだと思う。

それがこれからの若い人たちへの、ぼくらの世代のせめてもの義務だろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |