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2020.04.29 Wednesday
SMARTとFAST
目標設定は「SMARTの法則」で行う、というのを初めて聞いた。
SMARTというのは、以下の頭文字をつなげたもの。 Specific(具体的な) Measurable(測定可能な) Achievable(達成可能な) Realistic(現実的な) Timely(期限がある) これらの条件を備えないといけないということだ。 もっともな話。 しかし、SMARTの法則で立てた目標がうまくいかないときは「FASTの法則」を使うといいらしい。 「ゴールは頻繁(Frequent)に議論され、不可能ではない範囲で野心的(Ambitious)であり、具体的(Specific)な指標とマイルストーンで計測できて、組織の全員から見えるよう透明性(Transparent)が保たれるべき」ということだ。 ちょっとFASTという頭文字でまとめるには無理があるような気がするが、たしかに目標の共有は大事だ。 いくら目標を立てても、それがちゃんと共有されていなければ、達成などできない。 だからメンバー間で頻繁に(Frequent)に議論する必要がある。 その目標は達成可能であることは大事だが、簡単ではない高い目標(Ambitious)であることが必要だ。 さらに、具体的(Specific)であって、みんなから見えるように(Transparent)しないといけない。 どちらかというと、「SMARTの法則」は目標自身のことを言っており、「FASTの法則」はそれをどう運用するか、という側面のようだ。 まず目標をちゃんと立てること、そしてその目標を立てて実行するプロセスもちゃんとすること。 そういうことだろう。 こういうのを、西洋人は上手に作る。 分析して、まとめるのが得意なのだろう。 日本人は分析するのが苦手のように見える。 ぼんやりと、なんとなくやるのが得意。 日本の行政部門など、もっとこういうのを見習ってほしいものだ。 いい加減なNPOに仕事を丸投げしていた児童相談所など、こういう手法を使って目標を立てて仕事をしたことなどないんだろう。 困ったものだ…。 |
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