考えたこと2

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アメリカの死者2万人
今日のニュースで、アメリカのコロナの死者が2万人を超えたという。
本当に医療現場はパニックになっている。
医師、看護師など、本当に大変だろう。
症状が急変するのが特徴らしい。

一方日本では重篤者も死者も一向に増える気配もない。
感染者自体は増えているが、これは検査が多いからだろう。
その状態を不思議と思わないマスコミが不思議だ。

なんの因果か知らないが、日本のコロナは軽く済んだのだ。
毎日たくさんの中国人が来ていた日本は、感染も早く、アメリカやヨーロッパの国々のようにはならなかった、というのが事実。
それを、まるでなかったかのように振る舞い、緊急事態宣言まで出してしまった。
これは人災だ。

高知県に友人がいる人が、高知ではなんともない、と言っていた。
Webで高知県の情報を見ると、895人検査して、陽性患者が60人、入院中が45人、軽症者が43人、人工呼吸器が必要な人が2人、死亡は0人となっている。

これなら、インフルエンザのほうが怖いだろう。
去年の1月には全国でインフルエンザで1日平均54人も死んでいたらしい。
2日あれば、今回のコロナの死者を超えてしまう。

緊急事態の大阪でも4月12日時点で、累計検査数が7359人で、現在の陽性者数が661人、軽症者数が602人、重症が45人、自宅療養が14人となっている。
死亡者は累計で6名。
4月に入って検査が増えているから、感染者数は増えるのは当然。
要するに、検査をすればするほど増えるということで、市中でランダムに感染が起こっているということだろう。
いつまでもクラスターを追いかけていても仕方がない。
これから爆発的に増える、という可能性はゼロではないが、高くもない。
また今日吉村知事から「感染爆発の兆し」という発表があったみたいだが、そうは思わない。

それよりも、この軽症化率で緊急事態だという方がオカシイと思う。
そう思っている人はたくさんいると思っているのだが、わからない。
意外と少ないのかもしれない。
それはそれで、恐ろしいことだ。
今までの経緯を踏まえて、この数字を見れば、そうなるのが当たり前だと思うのだが…。

「実際には周りに感染している人がいるだろう」というと驚かれる。
「でも、軽症だから、普通の風邪やと思って生活して、それで治ってしまうという人もいるんやと思う」などというと「そんな怖いことが…」という反応になる。

軽症の人たちがウロウロしているのは怖いことだ、というのだ。
自分がうつるのが怖いということだろう。
「でも、感染が終わるためには、そういう人たちが増えることが必要ですよ」というと、怪訝な顔になる。
やっぱり、ウィルスを撲滅すべきだと思っているのだ。
人間はウィルスに勝てないし、医療資源のリミット以下なら感染を進めるほうが流行は早く終わる。
幸い、軽症者も多いし、重篤者は少ないし、それでいいのだと思う。

状況は違うが、きっと戦争中に「冷静に考えたら、アメリカに負ける」と言ったりしたら、こんな反応になったんだろうと思う。
そのうち、非国民扱いされそうだ。
そういうのを嫌というほど見て育っても、、いざとなったらこんなことになる。

つくづく、イギリスはエライと思う。
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