考えたこと2

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緊急事態宣言?
日本の自殺者の特徴は失業率と高い相関があることだ。
失業率の高いイタリアではそんなことはない。
これは、日本の終身雇用制度の悪い面が出ているのだろう。
正社員として雇用されるハードルが高くなってしまい、失業した時になかなか正社員のルートに乗れないからだ。
そのうえ、派遣社員を3年や5年雇ったら、正社員にするというバカなルールを民主党政権が作ってしまって、それでまた非正規雇用が不安定化した。

実際、リーマンショックのときには失業者が増え、経済や生活苦による自殺者数が急増した。(日経ビジネス記事https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00071/)
記事にもあるが、コロナウィルスによる自粛が経済活動を圧迫すれば、それによって病気で死ぬ人は減るかもしれないが、自殺者は増える。

専門家会議は海外で感染爆発が起こったように、日本でも起こる、という警告をしているが、日本は中国に近く、人の往来も多く、早くに感染が始まっていたと考えるのが当たり前。
アメリカやヨーロッパで感染が爆発しているのも事実だが、だから日本もこれからアブナイというのは明らかにオカシイと思う。

緊急事態というなら、なぜ日本の死者が100人にも満たないのか。
その事実は誰も触れようとしない。
なぜそれを専門家会議は追求しないのか。

マスコミも感染者が増えた増えたと毎日バカみたいに言うだけでなく、死者数が欧米に比べて非常に低いのはなぜなのか、と専門家に問うことが本来の役割だろう。
煽るだけのマスコミなら、そんなものは要らない。

一般人ができることといえば、感染予防の行動だけで、それ以外にはない。
一方、専門家会議のできることはたくさんある。
その第一が、異常な死者数の少なさの原因追求だ。

その理由を一刻も早く明らかにすることこそ、専門家会議の役割ではないのか。
その理由が明らかになれば、病院がいっぱいになるような指定感染症のレベルも下げれるし、何より過度な自粛をせず、経済活動を再開できる。

今や日本のメジャーな産業は製造業からサービス業になっている。
要はお客さんが来ないと話にならないのだ。
飲食店、小売業など、たくさんの人が働いている。

誰がどう考えても、イタリアみたいになれば、ベッドが足りない、という話よりも、なぜ日本はイタリアのようにならなかったのか、ということこそ追求すべき問題だろう。
記事によると、リーマンショックのときは生活苦による自殺者は8000人以上増えたということだ。
コロナでの100人程度の死者に対して、経済では8000人以上の被害が予想される。
どちらが大事なのだろうか。
そうならないように、一刻も早く人口あたりの死亡率が低い原因をつきとめてほしい。

緊急事態宣言などと言っているが、死者数からみてそんなことはやってはいけないと思う。
いったいどれだけの人が困るかわかっているのだろうか。

毎日同じようなことばかり書いているが…。


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