考えたこと2

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なんのための部活?
いろんなイベントがコロナの影響で中止になっていく。
高校の吹奏楽のコンクールが中止になって、「部活の意味がない」というツイートがあったらしい。
それを巡って、いろんなツイートが飛び交ったようだ。

発端は「コンクール中止で部活に行く意味がない」とかいうもの。
そのためだけに頑張ってきたのに、やってる意味がない、ということだ。

それに対して、そんな投稿を目にすると、日本の吹奏楽はどこで方向を間違ってしまったのか、という関係者の意見があった。

コンクールで勝つための練習が厳しすぎて、吹奏楽部が嫌になって辞めたという人もいる。
本当はやりたい楽器があったのに、コンクールのために別の楽器をやらされたという人は、コンクールがなくなったら目標がなくなる、という人もいる。

高校時代吹奏楽をやっていて、大学で辞めた学生は大概やりきったという。
楽器を楽しむことをやりきったのではないだろう。
そんなに簡単ではないからだ。
そこには、吹奏楽を楽しんだというより、やらされたというニュアンスがある。
そういう学生は多いと思う。
本当に、楽しんでいたのなら、辞めたりしないと思うのだが…。

いろんな意見があるだろう。

実際にやっている人たちは、いろんな思いがあっていいと思う。

ただ、よくある学校法人の立場に立てば、コンクールで勝つのは目標であり、そのために指導者を連れてきて、楽器を揃え、練習場所を確保したということになる。
だから、コンクールで勝たないと意味がないのだ。
学校の宣伝のために、部活を利用する。
そうやって入学者を増やすという戦略だ。

甲子園と同じこと。
地方の私学なら、いい練習場を作り、寮も完備して、リトルリーグとコネをつけ、そこから指導者と選手を引き抜いてきて、一丁上がり、ということだ。
だから、最近聞いたことがない高校が増えた。

少子化に伴って入学者を集めるのが困難になったことと無関係ではない。
そういう学校法人の思惑があるのは事実。
あくまでも経営の手法の一つなのだと思う。

その経営手法を野球で使うか、吹奏楽で使うかはお金の問題だろう。
吹奏楽の方が安くつく。
わざわざ地方に経験者を引っ張ってくるほどではない。
一つの部活で全国レベルになれば、それで入学者が増える算段。
単なる金儲けの手法だろう。

そういう立場もあることを知っておいたほうがいい。

最近少子化で特にひどくなった。

ぼちぼち、コンクールのあり方を考えたほうがいいと思う。

高校野球も同じだ。


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