![]() |
2018.01.01 Monday
昨日の紅白
紅白歌合戦という年末の風物詩、だんだんと廃れてきたんだと思う。
先日女子大生に聞いたら、ほとんど紅白を見る人はいなかった。 家庭でもそういう昔ながらの過ごし方をしなくなっているのかもしれない。 だいたい、始まる直前まで、その番組の解説や見どころを宣伝する番組まで流しているのはどういうことなんだろう。 よほど自信がないとしか思えない。 作り手の人たちも、不安なんだろう。 それを反映してか、内容はとっ散らかっていた。 流行歌がなくなったのも、どうしていいかわからなくなった原因だろう。 30日にレコード大賞をやっていたらしいが、31日の新聞の扱いも小さくなった。 乃木坂46が「インフルエンサー」で取ったらしい。 これも聞いたことがない。 流行歌とか、歌謡曲とか、そういう社会の共有価値がなくなって、どこを目指したらいいのかわからなくなったのが、今の紅白なのかもしれない。 出てきた歌手も、2017年のテーマの「夢を歌おう」と言われてもなあ、という感じだった。 審査員も人数が減って小粒になったし。 エグザイルはもう出ず、三代目J-Soul Brothersが出ていた。 この「三代目」と聞くと、春団治しか思い出さない。 ジャニーズの枠は5つ。 TOKIOが一番好感が持てた。 さすがに農業で鍛えているだけのことはある。 でも、SMAPが出ないと、なんとなく締まらないのは事実。 嵐はちょっと雑だった。 渡辺直美は太り過ぎだ。 それなりの衣装でやるのならまだ見られるが、あの衣装はNGだろう。 文句を言いだしたらもっといろいろあるが…。 どう考えても、番組のコンセプトがはっきりしない。 やっぱりとっ散らかっているのだ。 このままいったら、どうなるんだろう。 いつか、もう紅白はやめる、という日が来るんだろうか。 もうすでに、紅白など見たことがないという家庭があるだろう。 今の子供達は、それを見ずに育っていく。 文化が変わっていくのに、抗っても勝ち目はないような気がする。 それでも、NHKには戦ってほしい。 2018年はもう少しマシになることを祈ろう。 |
![]() |