考えたこと2

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AIアプリ
AIを使ったアプリが増えてきた。
画像認識の能力が上がったのが大きい。

見たものを何かわかる、というのは人にとってはアタリマエのことだが、それをコンピューターがやる、というのはスゴイことだ。
グーグルがネコの顔を識別できるようになった、と発表した時にはそれが何を意味するのかよくわからなかったが、応用されてくるとそのスゴさがわかる。

仕上がり検査などは、人間の目視でやっていたものが機械に変わるし、何かを人間が判断して文字で入力する代わりに画像を使うことができる。
見えているものが何かを理解することは、それだけのインパクトがある。

ソニーが画像センサーに力を入れているのも、そういうことができるようになったからだ。
単に写すだけでなく、写したものが何かわかるのだから、応用が効く。
自動運転にもそういう技術が使われる。
2019年にはGMがハンドルがない車を出そうとしているらしい。
そんなレベルになっているということだ。

スマホのAIアプリにも応用されている。
食べるものを写真に撮れば、それが何かを理解してカロリー計算をしてくれるというアプリがあるらしい。
カロミル、という名前。

日経トレンディの記事を引用すると、

「食事や体重を管理するアプリの最先端は、ディープラーニングによる画像認識の有効活用だ。ダイエット管理アプリの「カロミル」(ライフログテクノロジー)が17年9月から食事画像認識AIを実装。スマホで撮影した食事の画像から料理の種類をAIが判別し、カロリーや脂質・糖質量などを自動判定。識別率は約82%だという。1日の栄養素がレーダーチャートで表示されるなど、ほぼ「ほったらかし」で食事内容が見える化できる。」

写真を撮ったら、カロリー計算ができるとなると、利用度は上がるだろう。
ダイエットは大きなマーケットだ。
今までなら唐揚げ定食をリストから選んで、そのカロリーを入力していたのだが、その手間が写真を撮ることで終わる。
「ディープラーニングを使った食事画像認識AI」というのが可能にした。

このAIが画像認識するために、どれだけの料理の写真を学習させたのかはわからない。
でも、インターネット上に掃いて捨てるほど料理の画像があるから、そういうのを使えばいいのかもしれない。
「どういうものを撮っているか」がわかれば、わりと学習しやすいだろう。
この場合は「料理」を撮っているのだから、判断しやすいのかもしれない。

こんな風にコンピューターは賢くなっていく。
インターネットというインフラが、それを可能にする。

作った人間も、どうやって判断しているのかわからないが、できるようになる。
そういうところが、何となく怖いのだろう。

でも、便利になるのは間違いないぞ。


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