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2017.06.25 Sunday
2065年の自分
こないだ、人口統計の資料を見て、2065年という記事を書いた。
ぼくは2017年に60歳になったので、2065年というと生きていれば108歳になる。 万が一つにも、ぼくがその時に生きているというようなことはないと思うが、今の医療の進歩はすごい。 IPS細胞を使って臓器を作れば、それを使って生き延びることができるようになる。 細胞が死ぬというメカニズムが明らかになれば、死を遅らせることもできるかもしれない。 それと同時に、年をとっても元気でいられるような技術も出てくるかもしれない。 そうなると、超高齢化も恐くない。 何歳になっても、働けばいいのだ。 遠い将来は、生涯現役ということになるだろう。 70代は言うに及ばす、80代もまだまだ仕事ができる年齢になると、生産年齢は高くなってもへっちゃらになる。 しかし、もしそうなったら、人間は早く死にたいと思わないのだろうか。 人類が生まれて、まだ経験したことがない時間だ。 元気なのは40代までで、50歳になったらもうぼちぼち、というのが江戸時代あたり。 そこから明治、昭和を経て60歳に上がった。 それが平成になって65歳になった。 もう70歳も時間の問題だ。 「働く」ということに対する意識が変わらないといけないだろう。 年をとっても、働けてよかった、と思えるかどうか…。 年をとっても、働かないといけない、ということになりそうだ。 昔は60歳で定年だったのだ、というのが語られるようになるかもしれない。 年寄り、というのは何歳からになるのだろうか。 自殺率は増えるんだろうか。 疑問は尽きない。 そのころには地球の人口が増えて、食べ物が不足しているかもしれない。 昆虫食もできているかな。 主食がハエ、というのもイヤだろうなあ。 そうなると、戦争が起きているかもしれない。 増えすぎた種は滅亡に向かうということもある。 ぼくらは、例外的に平和で豊かな時代を生きることができた。 最近の20年間に生まれた人は、生まれた時から右肩下がりだ。 朝のドラマで昭和40年代をやっているが、それが今から40年以上前になる。 みんなで一緒に仕事をして、仲間がいてよかったとか、一生懸命働く人を見るのは楽しいとか、そういう価値観が語られる。 それはまだ今も若い人たちに通用すると思うが…。 2065年にはどうなっているだろうか。 興味は尽きない。 |
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