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2016.10.23 Sunday
懐かしい顔
ぼくは20年ほど前にカブスカウトのお手伝いをした。
5年くらい続けたかな。 子供らがお世話になっていたので、ちゃんと制服を支給されてリーダーをやったのだ。 カブスカウトというと、ボーイスカウトの前段階で、小学校2年から4年まで。 カブ隊は4組あって、一組に2人ずつリーダーがいた。 リーダーは母親が多かったが、何人か父親もいた。 夏はキャンプで泊りの合宿もあって、けっこう大変だった。 今日はその頃小学生だったメンバー2人と会った。 男子と女子1名ずつ。TくんとKさんだ。 ちょっとアンケートを依頼したのだが、本当に懐かしかった。 2人とももう就職して一人前のオトナになっている。 待ち合わせ場所に行くと、まだ誰も来ていなかったが、しばらくしてTくんらしき顔が見えた。 こちらから声をかけて、「Tくん、今日は協力してくれてありがとう」と声をかける。 ちゃんとオトナの話し方で挨拶する。 しばらくしてKさんが自転車で到着。 Kさんには何度か道で会ってはいたが、ちゃんと話をするのはどちらも小学校以来。 彼女はぼくが組の担当でリーダーをしていた、と覚えてくれていた。 小学生の顔が頭の中でだんだんと今の顔になる。 立派になったものだ。 2人を紹介してくれたスカウトの団長のUさんも合流し、喫茶店に行ってアンケートの説明をする。 彼らを見ていて思う。 君らはまだ自分たちは社会人になったところだと思っている。 ここからは時間が経つのが速い。 まだまだ人生はこれからだと思っているうちに30代になる。 結婚して、子どもができる時期。 そして気づいたら中年だ。 そのうちに、ぼくらはいなくなり、君たちの時代が来る。 どこまで見ていられるだろうか。 少年老いやすく学なりがたし 一寸の光陰軽んずべからず。 ぼくはそうしなかったが、君らは毎日を大事に生きていってほしい。 後悔先に立たず… |
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