考えたこと2

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妻はくノ一
妻はくノ一 風野真知雄 角川文庫

再放送でテレビでやっていて、面白そうだったので1〜10巻をまとめ買いして4日間で一気読みした。
まとめ買いといっても、ブックオフで中古で買ったので1冊108円。
1080円でこれだけ楽しめたら安い。

物語は平戸の藩士が1ヶ月の間結婚した相手が幕府のお庭番のくノ一(女忍者)だった、という話。
主人公は天文学を修めた船乗りで、謎解きが好きな男。
妻が忘れられず、若いのだが平戸の家を隠居して江戸に探しに出てきた。
寺子屋の先生をしながら、平戸藩主の屋敷に通っていろいろと事件の謎解きをする、というのが横糸。
それに、幕府の密偵であるくノ一の妻の動向が縦糸となって描かれる。

時代劇としては、江戸時代に平戸から出てきて、標準語で普通に話していたり、こんな言葉は江戸時代に使っていなかったのではないかというようなことがあるが、そんなことは物語の面白さでどうでもいい。
忍者の術など荒唐無稽なものも出て来るが、これもご愛嬌。
要はエンターティメントなのだ。
そう思って読むほうがいい。

読みだしたらやめられない。
毎回のエピソードも面白いが、物語が進むにつれて主人公とくノ一がだんだんと窮地に陥り、どうやってそれを抜け出すのか先が気になる。
だから、どんどん先に行く。
そうなると10巻はあっという間に終わる。

睡眠不足注意。


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