考えたこと2

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なくなる仕事
現代メディアというサイトに、オックスフォード大学の教授がコンピューターが進化して、人間に取って代わる仕事というのを発表したと書いてあった。

記事はこう書く。

「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。
これはほんの一例で、機械によって代わられる人間の仕事は非常に多岐にわたります。私は、米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったのです」

その記事でなくなると思われる職業は以下の通り。

銀行の融資担当者、スポーツの審判、不動産ブローカー、レストランの案内係、保険の審査担当者、動物のブリーダー、電話オペレーター、給与・福利厚生担当者、レジ係、娯楽施設の案内係・チケットもぎり係、カジノのディーラー、ネイリスト、クレジットカードの申込者の承認・調査を行う作業員、集金人、パラリーガル・弁護士助手、ホテルの受付係、電話販売員、仕立屋(手縫い)、時計修理工、税申告書代行者、図書館員の補助員、データー入力作業員、彫刻師、苦情の処理・調査担当者、簿記・会計・監査の事務員、検査・分類・見本採取・測定を行う作業員、映写技師、カメラ・撮影機器の修理工、金融機関のクレジットアナリスト、メガネ・コンタクトレンズの技術者、殺虫剤の混合散布の技術者、義歯制作技術者、測量技術者・地図作成技術者、造園・用地管理の作業員、建設機器のオペレーター、訪問販売員、路上新聞売り・露天商人、塗装工・壁紙貼り職人

当然なくなると思われる職業は、銀行の融資担当者などが代表的だろう。
融資先のデーターからリスクを判断して、結論を出すところまではコンピューターがやりそうだ。
もちろん、融資するかどうかの決定は別だろうが…。

スポーツの審判もある程度は、ビデオ+コンピューターなどで置き換えられそうだ。
ただ、審判もエンターテインメントの要因だとすると、これは難しい。

電話のオペレーターなども、コンピューターで対応が増えてくるだろう。
給与や福利厚生の仕事は決まりきった仕事が多いので、今でも外注されているが、これがコンピューターに置き換えられるということだろう。
データー入力作業員などは当然置き換えられる。

レジなどは、海外ではセルフでやっているところもあるくらいだから、機械になるだろう。
パラリーガル・弁護士助手というのは、弁護の資料を作ったりする仕事だろうが、これも判例データーなどをコンピューターが集めるのかな。

動物のブリーダーがなぜなくなるのか、これは疑問。
カジノのディーラーやネイリストなどは接客の部分があるから、難しいと思う。

まあ、これはアメリカの職業だから、日本ではどうなるかわからない。

でも、10年や20年のオーダーで、相当数の職業がコンピューターに置き換わるとは思う。
完全に置き換わらないまでも、コンピューターの指示にしたがって動くというような仕事は増えてくるだろう。
それほど、コンピューターの人工知能は進んでいる。

ただ、人と人とがコミュニケーションする仕事はなくならないと思う。
まだまだコンピューターはそこまで臨機応変にはできないだろう。

そんなことを考えると、人口が減るのもいいことだと思える。

20年後、はたしてどうなっていることか。




| | 考えたこと | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
42
「42」という映画、WOWOWでやっていた。
何の番号かというと、野球の背番号だ。

1947年に初めてメジャーリーガーになった、ジャッキー・ロビンソンという黒人選手のことを描いた映画。
2013年の作品。

ドジャーズの会長を演じているのが、ハリソン・フォードだ。
これがいい味を出している。
いつも葉巻を持っている、ヘビースモーカー。
この人が、黒人を入れなかったメジャーリーグに初めてロビンソンを招き入れた。

1947年というと、第二次大戦が終わって2年目。
アメリカの黄金時代の幕開けの時代だ。
人種差別がまだまだ激しく残っていて、大リーグには黒人選手がいない。
でも、才能がある黒人選手はたくさんいたらしい。

いつの世も、最初の一人というのは大変だ。
フロンティア・スピリットで飛び込んでいかないといけない。

会長役のハリソン・フォードが言う。
「必要なのは、やり返さない勇気を持つことだ」
ロビンソンは最初はチーム内からの差別にあって、それから回りのチームからの差別にあう。
まだまだ女子トイレに”White Only"と書いてあった時代。
南部に行ったら、もっとひどい差別が残っていた時代だ。

それでも、だんだんとチームメイトがロビンソンの気持ちを理解して、一緒に野球をやろう、という気持ちになる。

不名誉な歴史だが、それをちゃんと映画にして残すところがアメリカらしい。

今でも、4月15日にはメジャーリーガーがみんな背番号42をつける。
ロビンソンの栄誉をたたえるためだ。

そして、42は唯一のリーグ全体の永久欠番になっているという。
こういうはからいが、アメリカの野球を国民のスポーツにしているのだろう。

そんな歴史があったことを伝えてくれる映画だった。

| | 考えたこと | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |