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2014.12.15 Monday
Chromebook2
こないだ梅田のヨドバシカメラで実際にChromebookを見てきた。
DELLとAsusの2機種が置いてあったが、値段は3万円〜3万5000円程度。 ヨドバシならポイントがつくので、1割引きになる。 実際にキーボード上のスイッチを押して、立ち上がるまで10秒かからない。 シャットダウンは数秒でOKだった。 とにかく動作が早い。 また、ウィルスチェックのソフトも必要ないから、更新などに時間がかからない。 デスクトップを持っていて、セカンドマシンに使うとか、クラウド上に置いてあるファイルを使うとかいう時には持っていて便利だろう。 何より安くて、動作が軽い。 以前、AtomというCPUでネットブックという安価なノートパソコンが出てきたが、動作が遅くて人気がもう一つ出なかった。 しかし、Chromebookは速いし、十分に使えると思う。 ただし、制約がある。 インターネットで全てが完結しないとダメだ。 つまり、無線LANがなければタダの箱ということだ。 数年前、グーグルがグーグルドライブというアプリを出して、スプレッドシートやプレゼンなどがそれに統一されて来た時、将来はブラウザ(この場合はChromeだが)だけで使えるパソコンが出てきてもおかしくないと思っていたが、それが現実になった。 ここ数年のネット環境の進歩や、ネット上のプログラミング技術、そして安価なハードの進歩などの全てがこのChromebookを実現したのだと思う。 前に書いたように、アメリカのようなインターネット環境が進んでいるところでは、もうノートPCの20%のシェアを占めているという。 学校でもセキュリティの心配をしなくていいこと、キーボードがついていることなどから、iPadを抜いたと報じられている。 これから教育用のアプリが増えてくると、どんどんシェアは増えていくだろう。 インターネットが身近になって、パソコンの質も変わってきたということだ。 ネットワークにつながって、初めて使うことができるパソコン。 逆に言うと、ネットワークにつながらなければ、全く役に立たないパソコン。 これが今の時点での究極のパソコンではないか。 そういうと、グーグルが潰れたら、どうするのか?という声が出てくる。 全てをグーグルのサービスに負っているから、たしかにそうだ。 でもマイクロソフトからグーグルに変わっただけ、と思えないこともない。 マイクロソフトはChromebookに脅威を感じて、Windows8.1 with BingというOSを無料で売りだした。 それでChromebookの進撃が止まるとは思えないが…。 そして、グーグルは多くの物事をオープンにしている。 アップルとは対照的だ。 インターネット接続を前提としたChromebookのコンセプト、まだまだ増えていくと思う。 |
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