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2012.06.28 Thursday
のべつまくなし
長男と話をしていて、飲酒の話になり、「のべつ飲んでいるのか?」という話になった。
ところが、この「のべつ」がわからないという。 のべつまくなし、という言葉なら知っているか、と聞くと知らないという。 当然、横にいた次男も知らないという。 そうか、「のべつまくなし」という言葉はわからない言葉になっていたのか。 他にも若い人に聞いてみると知らないという。 こういう言葉がいつの間にか死語になっている。 調べてみると、「のべつ」と「まくなし」は同じような意味。 「のべつ」というのは「述べる」に助詞の「つ」がついたもの。 要はしゃべりっぱなし、ということだろう。 「まくなし」は「幕なし」ということで、こちらも切れ目がないということだ。 両方重ねると、「切れ目なく」という意味になる。 「のべつ」だけでも同じ意味だ。 しかし、のべつまくなしに何かをする、というのはどこで覚えたのだろうか。 何かの本に出てきたのか、昔のテレビ番組で使われたのか…。 いつどんなふうにして覚えたかもわからない。 そういう言葉がいつの間にか死語になる。 こういうのが本物の死語かもしれないなあ。 |
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