考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
宇宙戦艦ヤマトのセンチメンタリズム
宇宙戦艦ヤマトの実写版の映画を見た。
だいぶ古い。
キムタクが主演。

日本人の美意識が過剰に出ている映画だと思う。
スケールは違うが、ブルースウィリスのアルマゲドンも同じように地球を救うストーリー。
この2つを見ると、日米の違いがよく分かる。

地球を救うために、ヤマトは犠牲になって神風特攻隊のような状態になるのだが、そのシーンが長い。延々と別れのシーンが続く。もうわかっているから、早く一人だけ残して退去しないと…、と思わせる。
ベタなシーンが続く。

対して、アルマゲドンの方は地球に衝突する小惑星に核爆弾を埋め込んで、誰かがそれを起爆しないといけない。
起爆場所に行く人をくじ引きで選ぶ。
当たりくじを引いた若者を連れて行く途中で、年配の方が代わって行くことになる。
時間は短い。これでもか、という長さはない。

今生の別れに、心理的に永遠の時間がかかる、というのはわかる。
しかし、事態は迫っているのだ。
そんなに別れの時間などない。

どちらがドラマチックか。
ぼくはアルマゲドンだと思う。

アルマゲドンには安易なセンチメンタリズムはない。
すべてお膳立てして、みんな揃って別れの場面をゆっくり悲しむ場面などいらない。
時間がないのだ。

何となく割り切れないものが残る映画だった。





| | 映画・舞台 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234939
トラックバック