考えたこと2

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アルバイト
ニートやフリーターの問題は深刻だ。

不幸にも就職氷河期でそういう状態に陥った人たちが、ずっとその状態を保っている。
最初は、新卒時に職がなかった、というだけだったんだろう。
しかし、1年、2年と続けていると、もう苦しくなる。
職歴がないからだ。

卒業して2年も3年も経つと、新卒ではなくなる。
つまり、職歴を問われるのだ。
卒業してから、現在まで何をしていたか、ということを問われるのだが、それを説明できないといけない。
アルバイトは、ものにもよるが、ほとんど評価されないのが実情。
要は、景気の悪い今となっては、ネコの手も借りたいという会社は少ない。
だから、正社員にはなれない。

おまけに、IT化が誰でもできる簡単な仕事をなくした。
伝票などの集計や勤怠管理など、従来人がやっていた仕事がコンピューターに置き換わる。
それだけならよかったのだが、レジや注文の仕事もコンピューターで熟練度がなくてもできるようになった。
サービス業も、IT化されたのだ。
したがって、人間に求められるのはコミュニケーション能力だけになった。
それ以外のことは、コンピューターがやってしまう。

昨今、コミュニケーション能力という言葉がよく出てくるが、これはその能力が重視されるようになったということではなく、消去法でそれだけが残ったのだ。
それまでは、計算力とか暗記力とか正確さとかも評価されていた。
しかし、そんなものは必要なくなり、コミュニケーション能力だけしか要らなくなった。
だから、アルバイトでもできるようになった。

2010年の統計によると、ニートが60万人、フリーターが183万人いる。
これは15歳〜34歳だが、35歳以上もたくさんいるだろう。

これを一挙に解決する方法がある。

大学生や高校生のアルバイトを禁止すればいい。
現在大学には290万人在籍している。そのうち7割がアルバイトをしているとして、約200万人の雇用が新規に発生することになる。
これに高校生をプラスすると、かるく250万人にはなるだろう。
これで、ほぼニート・フリーター問題は解決する。

いい考えだと思うのだが…。

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