考えたこと2

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イージー・リスニング
久しく聞かないが、イージー・リスニングというのはどうなったんだろうか。

今でもあるのだろうか。

ぼくが中学のときに、ポール・モーリアが水色の恋、いや違った、「恋はみずいろ」を出した。
チェンバロの音を初めて聞いて、いい音だなあと思ったと同時に、フランスのしゃれた音を感じた。

一度フェスティバルホールに聞きに行ったことがある。
ポール・モーリアオーケストラだ。
ストリングスが10人ほどに、ドラム、ギター、キーボード、ピアノ、ベース、ブラスが5人ほどだったか…。
途中オーケストラの休憩のときに、大道芸人風の人が出てきて、身体を使って音を出すというお楽しみがあった。
身体のいろんな所にラッパをつけていたのだ。

ポール・モーリア以外にも、フランク・プールセル、パーシー・フェイス、ビリー・ボーンなどのオーケストラがあった。
ビリー・ボーンオーケストラといえば、「波路はるかに」だ。
トロンボーンの響きが売り物。
パーシー・フェイスは「夏の日の恋」。
ストリングスのメロディが夏を思わせる。

ニニ・ロッソの「夜空のトランペット」も懐かしい。
ラテン系のイージー・リスニングもあった。あれは、なんと言ったか…、忘れた。

その後出てきたのが、リチャード・クレイダーマン。
今でも生きている。
この頃にはあまり聞かなくなっていた。

ほとんどがオーケストラそのものだったり、オーケストラをバックに演奏したりしていた。

今はもっと昔に戻って、ムード・ミュージックとでも言うのだろうか。

カラオケやPAが進歩して、オーケストラは馴染みがなくなったのも一因だろう。

ポール・モーリアはかっこよかった。
指揮をするだけだったと思う。
細身で、いかにもフランスの紳士という感じ。

1970年代初頭だった。

今みたいに、世の中に閉塞感が満ちておらず、何となく希望があったような気がする。


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