考えたこと2

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目標と目的
目標と目的という駄文を書いた。
今日はこれで。

はじめに

最近、「勉強の仕方がわからない」という人の声をよく聞きます。
一口に「勉強の仕方」といっても色々なレベルがあり、どのレベルで困っているのかということがわからないと、アドバイスをしても一方通行になってしまいます。見ていると、最終目的は決まっていて、そのために何かしないといけない、ということはわかっていて、そこから先の方法がわからない、というケースが多いように思います。この場合、勉強の仕方がわからない、というより「何から始めたらいいのかわからない」という事も含まれるかもしれません。もっと言えば、「何かをしないといけないのだが、何をしたらいいかわからない」という「自分行方不明症候群」の人も含まれるでしょう。

そこで、何かをする時に準備をするための一般的な方法を示しますので、この段階のどこがわからないのか、という事を以下で考えてみましょう。

目的と目標

さて、何のために勉強をするのか、ということがまず重要です。
ここで気をつけていただきたいのは、「目的」と「目標」は違う、ということです。「目的」とは、勉強をした先に得られるもので、達成するためには比較的長い期間が必要であり、何らかの形を伴うものです。
それに対して「目標」というのはもう少し短い期間で、重要なことは、自分で設定するということです。
目的に到達するために、その道のりを分けて、その間に置くものが目標という事になります。細かい目標を積み重ねて、目的を達成するという事になります。

目的を決める

イメージとしては、目的を明確にして、どういうことをやらないといけないか、ということをはっきりさせ、そこに到達するために、どういう道のりで、どんなことを積み上げていくかということです。
まずわかりやすい目的から決めましょう。できるだけ、はっきりしたものがいいでしょう。いつまでに、何を、どうやって、どうする、というような項目を決めて、それを決めていきましょう。
一般的な言葉よりも、具体的なもので、自分で決めることが重要です。


目標を設定するには

それでは、いよいよ目標の設定…、と言いたいところですが、その前にやることがあります。現在の自分の位置がわからないと、目標までの道のりがわかりません。

よく、何もやってませんとか、何ができないかわからないという人がいますが、その場合でも、「どの程度できるのか」ということをわかる必要があります。例えば筆記試験と一口で言っても、色々な問題があります。理想的には、「この手の問題はできるのだが、こちらは苦しい」というふうなところまで、やってみるべきです。それによって、何をすればいいのかがわかると思います。
したがって、「何もやっていない」あるいは「何ができないかわからない」人はまずスタートラインに立つために、どんな試験をやるのかを一通り見ておく必要があります。それが目標設定の第一歩です。

結局、「何もやっていない」「何ができないか、わからない」という人は、「どんな試験があるのか、わからない」ということでもあり、そもそも目的である「○○になりたい」ということが「目的」ではなく、単なる「夢」になっている、ということです。
漠然と○○になりたい、と思っていても、それを実現することはできません。夢を目的にするためには、まず○○について調べなければなりません。実はここでつまずいている人が大変多いのです。「夢」を「目的」にしないとダメです。でなければ、いつまでも「夢」を追いかけるだけになってしまいます。

だから、「何もわからない」「何ができないか、わからない」という人は、「○○になるためには、私は何をすればよいか」ということを目的としてまずスタートしましょう。その上で、自分の現状を調べ、そしてはっきりさせましょう。

自分の位置を知ること、自分が何になりたいかを決めること…、この2つが決まらないと前に進まないと思って下さい。



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