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2010.08.29 Sunday
西武警察
いつ頃放送していたのだろうかと思って調べたら、昭和54年が最初。
西暦にすると1979年。 ぼくが会社に入った年。 再放送しているのを見たが、これはすごい。 荒唐無稽という感じだ。 みんなお揃いのレイバンの緑のサングラス。 真っ赤なネクタイ。 黒のカッターシャツ。 渡哲也は完全にヤクザと言ってもよい姿。 どちらかというと、捕まえる側というよりは、捕まえられる側だ。 どういうわけか、ショットガンをいつも持っている。 カッターの襟をスーツから出して着ている。 この頃は、それがオシャレだったのだろう。 ストーリーもかなりなものだ。 渡哲也は腕を撃たれて、すぐに包帯を巻いて戦っている。 その後、みんなで歩いて帰るところも映っている。 そんなアホな、という場面がたくさんあるが、それでも当時はかっこよかった。 時々しか見ていなかったが…。 時代というのは、おそろしいものだ。 当時かっこよかったものが、荒唐無稽になる。 時代を超えて愛されるものは、その時代に、奇をてらってとんがって作ったものではないだろう。 そういうものは、すぐに陳腐化する。 その時代に普通のものこそ、いつまでも生きのびる。 一時に比べ、だいぶドラマは減ったが、今生き残れるドラマがどれくらいあるだろうか。 |
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