考えたこと2

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ネットブック
ちょっと前から非常に安いノート型パソコンが出てきている。
それらを総称して、ネットブックという。

これらの製品は安価なCPUを使っており、少し機能は落ちるが、インターネットにつなぐ程度なら問題ない、ということからそう呼ばれている。

だいたい、4万から6万くらいで販売しており、軽量で持ち運びできる。

ネットブックの販売当初は台湾製だけで、日本のメーカーは様子見だった。
それまでの半額程度で売り出したのだから、ビックリする。

処理機能が低いので、一度にできる仕事が少ないことと、値段が安すぎる事が原因。

しかし、あっという間にネットブックが浸透し、日本のメーカーも売らざるを得なくなった。

インターネットが使えれば、それでOKというユーザーが多いということだ。

実際、自分が家で使っているパソコンの使い方をふり返っても、圧倒的にインターネットの利用が多い。

どんどんインターネットが世の中を変えていくのがわかる。

電話、メール、テレビ電話、通販、ネットバンキング、証券取引…。
直接インターネットをユーザーが使うことで、実現しているものだけでも、たくさんある。

しかも、無料であったり、値段が安いものが増えている。

昔のことわざで「タダほど高いものはない」というのがあったが、今は「タダほど恐いものはない」という感じ。
ユーザーにとっては別に恐くも何ともないのだが、従来そのサービスをやっていたところにとっては、恐怖だろう。

それに加えて、直接ユーザーが見えない部分でもインターネットは利用されている。
POSシステムも、インターネットがないとできないし、宅急便も使っている。
政府の公報なども、誰でもすぐに見られるようになった。

今、強力なコンピューターウィルスを使って、静かなサイバーテロをやったら、本当に大変だろう。
それほど、生活に密着しはじめている。

数年前、韓国でコンピューターウィルスによって、街の機能が止まった、という事件があった。
タクシーは呼べないし、パトカーは来ないし、券売機は止まるし…、という状況になったとのこと。
当時、韓国の方がインターネットの利用が進んでいたことがよくわかる。

日本は幸いそこまでの被害にはならなかったが、今なら同じようなことが起こるかもしれない。

だから、ネットブックは売れたのだ。

今や、パソコンに望まれているのは、インターネット接続というのが1位だろう。

皮肉なものだ。
どんどんそれ自体の機能を上げてきたコンピューターが、ある日、ネットにつなげればそれでいい、というものになってしまう。

このままいくと、どうなるのだろう。

そのうち、人間も要らなくなって、ネットだけがお化けのように残る地球になるかもしれないなあ。


| | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
百貨店
百貨店の売り上げがこの景気で減り続け、25年前の水準だという。
1984年の水準ということで、6兆6000億。
ピークは1991年の9兆7000億円。

この20年ほどで売り上げが2/3になった。
だからというか、いろいろ合併している。

そごうと西武、三越と伊勢丹、阪急と阪神、松坂屋と大丸…、ここまでやるか、という感じ。

それも仕方ない。

ぼくらが子どもの頃、百貨店というのは少しおめかしして行くところだった。
親が買い物している間、お小遣いをもらって、屋上で遊ぶ。
今から考えたら、バカみたいな遊びだ。

10円だったか、50円だったか忘れたが、コインを入れてクルマを運転するゲーム。
一定時間おもちゃのクルマがベルトの上を走る。
ベルトにはジグザグの絵が描いてあって、それに沿って走るのだ。
おもちゃのクルマは棒がついていて、それがハンドルに連動して動く。
うまく運転すると、東京から大阪まで行ける。
ただただ、ベルトの上を走るだけ。
それでも、楽しみにしていた。

もう一つ、ピンボールゲームもあった。
今ほど複雑なヤツではない。
ボタンを押すとフリップが動き、ボールを打ち返す。
何度も打ち返すと、いろんなところに当たって、得点が増える。
あれも楽しみだった。

それが、いつ頃からか、なくなった。
1970年代の中盤くらいか。

百貨店が完全にやられたのは、ショッピングモールができたからか。
それに、ユニクロなどのファストファッションが拍車をかけた。

結局、安くもなく、高くもないという中途半端になったのか。

これからどうやって生き残っていくか。

百貨店の今後は難しい。


| | 考えたこと | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |