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2010.02.23 Tuesday
百貨店
百貨店の売り上げがこの景気で減り続け、25年前の水準だという。
1984年の水準ということで、6兆6000億。 ピークは1991年の9兆7000億円。 この20年ほどで売り上げが2/3になった。 だからというか、いろいろ合併している。 そごうと西武、三越と伊勢丹、阪急と阪神、松坂屋と大丸…、ここまでやるか、という感じ。 それも仕方ない。 ぼくらが子どもの頃、百貨店というのは少しおめかしして行くところだった。 親が買い物している間、お小遣いをもらって、屋上で遊ぶ。 今から考えたら、バカみたいな遊びだ。 10円だったか、50円だったか忘れたが、コインを入れてクルマを運転するゲーム。 一定時間おもちゃのクルマがベルトの上を走る。 ベルトにはジグザグの絵が描いてあって、それに沿って走るのだ。 おもちゃのクルマは棒がついていて、それがハンドルに連動して動く。 うまく運転すると、東京から大阪まで行ける。 ただただ、ベルトの上を走るだけ。 それでも、楽しみにしていた。 もう一つ、ピンボールゲームもあった。 今ほど複雑なヤツではない。 ボタンを押すとフリップが動き、ボールを打ち返す。 何度も打ち返すと、いろんなところに当たって、得点が増える。 あれも楽しみだった。 それが、いつ頃からか、なくなった。 1970年代の中盤くらいか。 百貨店が完全にやられたのは、ショッピングモールができたからか。 それに、ユニクロなどのファストファッションが拍車をかけた。 結局、安くもなく、高くもないという中途半端になったのか。 これからどうやって生き残っていくか。 百貨店の今後は難しい。 |
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