考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< July 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
中味の時代
ワープロが全面的に普及して、もう10年ちょっとたつ。

会社の文書は、もう手書きがなくなって久しい。
学校でも、手書きの文書は少なくなっている。

ワープロを使いはじめた初期は、文字の大きさを変えられるとか、フォントを変えられるとか、見出しはアンダーラインでとか、タブで頭を揃えるとか、表を挿入するとか…、いろいろな機能を使いこなす、というところが重要だった。
ものめずらしさがあって、見た目をきれいにできる…という機能を使うのが、ワープロを使いこなすということだった。
まあ、内容からいったら、どうでもいいようなところにこだわったりしていた。

ワープロも、どんどんこんな機能がある、あんな機能もある、というふうに変わっていった。
二段組みもできるし、索引も作れるし、原稿用紙にも縦書きできるし…、DTP(デスクトップ・パブリッシング)ソフトに近いものにまでなっている。
それが、今ワープロが当たり前になってくると、実際にはそれほどの機能はいらないなあ、ということになった。

世の中のほとんどの人は、今のワープロの機能のうち20%くらいしか使っていないのではないか。

よく、「俺はワープロが使える」という人がいるが、そんな人に限って、スペースキーを使って行を揃えていたりする。
それはな、Tabキーでやるねん、といってやり方を教えて、君が使っている機能はほんの少しだけや、と教える。
例えていえば、2000ccのツインカムエンジンを載せて、時速30キロで走っているようなもの、というとよくわかる。
なるほど、そんな機能があったのか…、ということになる。

かくいうぼくも、到底Wordの機能を全て使いつくすことなどできない。

2000ccのエンジンで30キロのクチだ。

でも、ワープロが定着して、ちょっと世の中変わってきた。

そんなに外観にこだわってどうするのだ。
肝心なのは、中味。
だから、Wordなんていらない。
最低限の機能があればいい。

最近流行っているなんとかオフィスという製品群。これでも充分だ。
ただで使えるものもある。

Googleのドキュメントというワープロは、ネット上で使えるものだ。
これなど、できることはしれているが、それでも充分。

会社にWordがあれば、家は互換のプログラムでもいい。
そんな時代になっている。
だから、ネットブックというネットにつなぐだけのノートPCが売れているのだろう。

この調子でいくと、ホントにGoogleの時代になるぞ…。


| | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |