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2009.07.04 Saturday
インターネットの功罪
言い古された話だが、インターネットができて、便利になった。
調べ物、通販、旅行、銀行取引、ピザの宅配、保険の見積もり、病院やクスリの検索、地図の検索、世界の航空写真、動画、歌詞…、知りたいことは何でもインターネットに聞けばいい。 もちろん、何かについて調べるといっても、それについて知らなければ、何を調べたらいいかワカラナイから、インターネットは万能ではない。 人間に知識と知恵がなければ、使いこなせないのは当たり前だ。 個人的なものばかりではない。 今まで1分間のコマーシャルをやっていた企業が、30秒に減らして「続きはこちらで…」とインターネットの検索画面で、キーワードを入れてクリックするところが出る。 テレビはインターネットへの誘導のためにある。 だいぶCMの制作費や広告料も下がっただろう。 欲しいものがあったら、まずインターネットで調べるという人が増えているだろう。 カカクコムというところで、一番安い値段の店を知ることができる。 今までなら、ここが一番安いだろう、と思って買っていたのに、価格情報が瞬時に伝わってしまう。 この「伝わる」という事が店にとっては脅威になる。 今の若い人は新聞を取らない。 これも、インターネットで見られるからだ。言 今の新聞の付加価値は、報道すべき記事にあるのではない。 その新聞だけが載せる記事…社説とか、連載小説とか、文化欄のコラムとか…。 報道すべき記事は、インターネットでみればいい。 だが、その裏でインターネットの匿名性を利用して、人の悪口を掲示板に載せたり、人権侵害を起こしたり…。 そんな事が行われる。 顔をつきあわせて話していると、そんなことにならないのに、インターネットの掲示板などではそんなことが起こる。 それに、爆弾の作り方を懇切丁寧に教えてくれるサイトや、危ないサイトがたくさんある。 だからといって、インターネットはなくすことはできない。 もう過去には戻れないだろう。 人間はどうやってインターネットとつき合っていくのか。 その知恵が問われている。 |
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