考えたこと2

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円周率
3月14日は円周率の日、とアメリカの下院が承認したとのこと。

3.141592…という数字。3.14でおなじみだ。
全米円周率の日、National Pi Day。
Association for Competitive Technology(ACT)、米国化学会(ACS)、バイオテクノロジ産業協会(BIO)、米電気電子技術者協会(IEEE)、TechAmerica、TechNetなどのテクノロジおよびエンジニアリング団体が提唱したらしい。

円周率だから、幾何の団体がなぜ入っていないのか…と思う人もいるだろう。
実はこのパイという数字、数学のあらゆるところに顔を出す。
あくまで、半径と円周の長さの比なのだが、確率や複素数などおよそ関係ないところでも、パイが出てくるのだ。
だから、バイオテクノロジ産業協会というようなところまでが、パイの日制定に一役買っている。

パイは超越数でもある。
普通の実数は有理数(分数で表せる数)と無理数に分けられる。
その無理数が代数的数と超越数に分かれる。
超越数は代数方程式の解にならない数。
わけが分からないが、何となくすごいということがわかる。

それが円の半径と円周の比などという、卑近な数である事が驚きなのだ。

小学校の時、図形の話(だったと思う)という本が図書館にあって、その本の1ページを全て使ってパイの値が書いてあった。
3.141592653589793238462…と続く。
これを小学校6年の時にクラスで覚えるのが流行って、ぼくは50桁まで覚えた。
ついこないだまで、50桁言えたのだが、今は20桁で分からなくなった。
思い出そうとしたら、思い出せない。

これは一生忘れないと思っていたのだが…。

全米円周率の日のニュースは、ぼくが年を取ったことを思い出させてくれた。

アメリカでは、その制定に対して、「知識基盤経済にとっての数学および科学教育の重要性を認めたことに感謝する」という感謝状が出たとのこと。

まさに数学や科学の重要性を凝縮したのがパイだ。

日本も遅ればせながら、3月14日を円周率の日にすべきだ。

それにしても、アメリカにはホワイトデーというのはないのかな…。




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