考えたこと2

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電卓の進歩
電卓というのは、電子卓上計算機の略だと思うが、これはいつ頃できた言葉だろうか。
1970年代になって、ようやく普通の人に手の届く計算機が出てきた。
その頃からかな…。

最初に見た計算機は、もちろん液晶ではなく、数字が光っていた。
青い光だったと思う。

それが、液晶になり、飛躍的に進歩した。
LSIの進歩もあったのだろう。

メモリがついて、計算結果を覚えておけるようになったり、三角関数やルート、対数などの関数も計算できるようになった。

そのうち、簡単なプログラムができるものも出てきた。

ぼくが会社で長いこと使っていたのは、シャープのポケコンというヤツ。
自分で計算をプログラムできるものだ。
仕事で使うプログラムをいくつか作って、便利に使わせてもらった。
あれは80年代の中盤くらいだったかな…。
RUNと書いてあるボタンを押すと、プログラムが走る。
そんなに複雑なプログラムではないが、よく使う計算を自動化することができた。
当時、ミニコンという、全く大きさはミニではないコンピューターがあって、それをプログラムすることを思うと、ポケコンは天の助けだったと思う。

それも、パソコンが出てきて、表計算のソフトが出てきて、要らなくなった。
もうポケコンの時代は終わったのだ。

ちょっとした計算なら、薄くて小さな電卓で十分。
電池要らずで、蛍光灯の明かりで動作する。
30年前なら考えられない進歩。
今の若い人は、携帯電話で計算する。(ついでに、辞書代わりに使うこともある)

子どもが新しく買った電卓は、分数が分数のまま計算できたり、二次方程式の根が求められる。

カタログを見ると、大きな液晶画面にグラフが描ける機種もある。

それも、パソコンがあればできることなので、どれだけ必要かは難しいところだが…。

電卓付きの時計もあるし、時計付きの電卓もある。

この30年ちょっとで、本当に進歩した。

計算尺や手回し計算機(家にあった)の時代から比べると、夢のような時代だ。

その大きな部分は日本のメーカーが担ったのだ。

大したものだと思う。

本当に、大したものだと思う。


| | 考えたこと | 23:54 | comments(2) | trackbacks(0) |
クラシックカー
朝、ハイファイセットの曲を聴いていたら、こんな一節があった。

 あのころ あの人クラシックカーで パーティに誘ってくれたわ…

スイングの曲で、一日頭から離れない。

この曲では、クラシックカーというと50年代のイメージ。
アメリカの流線型の、鉄のかたまりのような、大きな車かもしれない。

ぼくにとってのクラシックカーというと、シトロエンの2CV。

2CVはドゥーシーボーという。
一体どんな意味かと思っていたら、フランスには車の規格でCV値というのがあって、それが「2」だということだ。
CV値が高いと、税金が上がる。
要は税金が安い車だという、ストレートな意味。

もう生産は中止されたが、20年ほど前に一度だけ実物に乗せてもらった。
ギアを変えるたびに、ガリガリ音がして、慣れないととても運転できないような感じだった。

古いビートル(フォルクスワーゲン)と違って、フランスらしい「いい加減さ」がある。
フランス人が聞いたら、怒るだろうが…。

日本車でも、クラシックカーと言えるものもある。

スバル360。これは懐かしい。
小学校のころにはよく走っていた。

他に古い車はたくさんあっても、単に古いだけのものがほとんど。
クラシックと言えるためには、何が必要なのか?

同じような姿で、長いこと生産されることだろう。
2年に一度、コロッと顔を変えていたら、クラシックにはならない。
そんなことをしなくてもいいほどの、独創的な新しさが要る。
少しの変更で、息長く作られ、受け入れられる車。

出てきたときに、新しいほど、クラシックカーになれるかもしれない…ということになる。

今売られている車の中から、未来のクラシックカーが生まれてくるのだろうか?
複雑な曲面が、簡単に作れるようになってきて、どんどん新しいカタチになってはいるが、何となく難しいように思える。
逆に、みんな同じような顔になってきたからだ。

それと、クルマというモノに対する思い入れが減ってきているのもあるだろう。
作っている人たちは、未来のクラシックカーを目指しているのだろうが…。

そんな魅力的なモノを生み出してほしいと思う。




| | 考えたこと | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) |