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2008.06.23 Monday
電卓の進歩
電卓というのは、電子卓上計算機の略だと思うが、これはいつ頃できた言葉だろうか。
1970年代になって、ようやく普通の人に手の届く計算機が出てきた。 その頃からかな…。 最初に見た計算機は、もちろん液晶ではなく、数字が光っていた。 青い光だったと思う。 それが、液晶になり、飛躍的に進歩した。 LSIの進歩もあったのだろう。 メモリがついて、計算結果を覚えておけるようになったり、三角関数やルート、対数などの関数も計算できるようになった。 そのうち、簡単なプログラムができるものも出てきた。 ぼくが会社で長いこと使っていたのは、シャープのポケコンというヤツ。 自分で計算をプログラムできるものだ。 仕事で使うプログラムをいくつか作って、便利に使わせてもらった。 あれは80年代の中盤くらいだったかな…。 RUNと書いてあるボタンを押すと、プログラムが走る。 そんなに複雑なプログラムではないが、よく使う計算を自動化することができた。 当時、ミニコンという、全く大きさはミニではないコンピューターがあって、それをプログラムすることを思うと、ポケコンは天の助けだったと思う。 それも、パソコンが出てきて、表計算のソフトが出てきて、要らなくなった。 もうポケコンの時代は終わったのだ。 ちょっとした計算なら、薄くて小さな電卓で十分。 電池要らずで、蛍光灯の明かりで動作する。 30年前なら考えられない進歩。 今の若い人は、携帯電話で計算する。(ついでに、辞書代わりに使うこともある) 子どもが新しく買った電卓は、分数が分数のまま計算できたり、二次方程式の根が求められる。 カタログを見ると、大きな液晶画面にグラフが描ける機種もある。 それも、パソコンがあればできることなので、どれだけ必要かは難しいところだが…。 電卓付きの時計もあるし、時計付きの電卓もある。 この30年ちょっとで、本当に進歩した。 計算尺や手回し計算機(家にあった)の時代から比べると、夢のような時代だ。 その大きな部分は日本のメーカーが担ったのだ。 大したものだと思う。 本当に、大したものだと思う。 |
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