考えたこと2

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解散したバンド
好きなことを仕事にしても、続かないという話をするときに、見本になるのが解散したバンド。

音楽が好きで、バンドで一旗揚げようという意気込みでメジャーデビューを目指し、実際にデビューできるのはほんの一握り。
野球で甲子園を目指すのと同じくらい狭き門だと思う。

それでも、夢が叶った後、解散していく…。

ぼくがその手の音楽を聴き始めたのが中学の頃。
グループサウンズのブームが終わった頃だった。

最初はガロだった。
当時憧れの的だった、マーチンD-45というギターを持っていた。
3人のコーラスが素晴らしく、デビューアルバムの「一人で行くさ」という曲は忘れられない。
ギターがこんな音を出せるのか…と思った。
実際には、コードフォームを工夫していただけだったのだが、中学の頃憧れたバンドだった。
でも、「学生街の喫茶店」が流行って、しばらくして解散した。
おまけに、メンバーのうち2人は亡くなってしまった。

アリスは関西メジャーだったが、いつの間にか武道館でやるようになった。
解散して、谷村新司と堀内孝雄が残った。
まさか、二人とも今みたいな歌手になるとは誰も思わなかったろう。

続いて、チューリップ。
高校の時にデビューアルバムを聴いて、スゴイと思った。
ビートルズみたいな曲作り。
初期のメンバーが抜け、メンバーが替わったが、けっこう長いこと続いた。
それでも、解散した。残ったのは財津和夫だけだ。

その次がオフコース。
アルバムデビューしたときは2人組だった。
「さよなら」が大ヒットしたころ5人になって、そして解散した。
小田和正はメジャーで残り、初期メンバーの鈴木康博は思い出のフォークソング番組に出てくるようになった。

そして、ツイストとサザンオールスターズ。
出てきたのは同時だった。誰が見てもツイストが残って、サザンが消えると思っていた(はず)。サザンは「勝手にシンドバッド」だったから…。
ところが、ツイストがしばらくして解散し、世良正則だけが残り、サザンはそれから長く日本のトップグループとして残った。
でも、こないだ解散した。

さだまさしがいた、グレープというバンドもあった。

クリスタルキング、ダウンタウン・ブギウギバンド、かぐや姫、甲斐バンド、オメガトライブ…みんな解散した。

ぼくが若い頃に聞いたバンドで今も続いているのは、ビリー・バンバン、ブレッド&バター、スターダストレビューくらいかな…。
ビリー・バンバンとブレッド&バターはどちらも兄弟だから、続くのかもしれない。(どちらも一時休眠していたし)

そう考えると、スターダストレビューはスゴイということか。

いずれにしても、過去三十数年で、実質的に残っているのはほんの片手なのだ。

いつの時代も、音楽は若者がやりたい事の上位にいる。

狭い狭い門をくぐり抜けて、メジャーになっても、ほとんどが解散していく。

好きなことを仕事にするのは、難しいということだろう。

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