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2008.06.23 Monday
クラシックカー
朝、ハイファイセットの曲を聴いていたら、こんな一節があった。
あのころ あの人クラシックカーで パーティに誘ってくれたわ… スイングの曲で、一日頭から離れない。 この曲では、クラシックカーというと50年代のイメージ。 アメリカの流線型の、鉄のかたまりのような、大きな車かもしれない。 ぼくにとってのクラシックカーというと、シトロエンの2CV。 2CVはドゥーシーボーという。 一体どんな意味かと思っていたら、フランスには車の規格でCV値というのがあって、それが「2」だということだ。 CV値が高いと、税金が上がる。 要は税金が安い車だという、ストレートな意味。 もう生産は中止されたが、20年ほど前に一度だけ実物に乗せてもらった。 ギアを変えるたびに、ガリガリ音がして、慣れないととても運転できないような感じだった。 古いビートル(フォルクスワーゲン)と違って、フランスらしい「いい加減さ」がある。 フランス人が聞いたら、怒るだろうが…。 日本車でも、クラシックカーと言えるものもある。 スバル360。これは懐かしい。 小学校のころにはよく走っていた。 他に古い車はたくさんあっても、単に古いだけのものがほとんど。 クラシックと言えるためには、何が必要なのか? 同じような姿で、長いこと生産されることだろう。 2年に一度、コロッと顔を変えていたら、クラシックにはならない。 そんなことをしなくてもいいほどの、独創的な新しさが要る。 少しの変更で、息長く作られ、受け入れられる車。 出てきたときに、新しいほど、クラシックカーになれるかもしれない…ということになる。 今売られている車の中から、未来のクラシックカーが生まれてくるのだろうか? 複雑な曲面が、簡単に作れるようになってきて、どんどん新しいカタチになってはいるが、何となく難しいように思える。 逆に、みんな同じような顔になってきたからだ。 それと、クルマというモノに対する思い入れが減ってきているのもあるだろう。 作っている人たちは、未来のクラシックカーを目指しているのだろうが…。 そんな魅力的なモノを生み出してほしいと思う。 |
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