考えたこと2

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部首
ワープロを使うようになって、漢字が書けなくなった。

手を動かさないと、やっぱりダメだ。
字を書くのは、会議や出張でメモをとったりする時くらいか…。

読むことはできても、書けない字が増えた。

こないだ、漢字検定2級の問題を見せてもらったが、読みの方はともかく、書く方は難しいなあと思った。

ただ、ひとつ不思議なのは部首についての問題である。
何のためにこの問題があるのだろう…。

漢字検定協会は、漢字に関する能力を上げようとしてやっていると思うのだが、この部首というやつ、どれほど漢字に関する能力に関係しているのか、理解できない。
にんべん、きへん、のぎへん、ぎょうにんべん、さんずいへん、しめすへん、おおざと、こざと、まだれ、やまいだれ…などの偏はわかるのだが、つくりの方がわからない。

あくび、つくえ、うけばこ、はこがまえ、つつみがまえ、いとがしら…何やネンという感じ。

これを知っていて、何かの役に立つのか?と思う。
きっと専門的には役に立つのだろうけれど、漢字検定の2級の他の問題に比べると、レベルが違うだろう。
落とすためにやっているイジワル試験ではないのだから。

実は、こないだ、漢字検定協会の営業の人と話す機会があって、聞いてみた。
その人曰く、「この部分で差がつくので、問題として入れています。でも、配点は下げてますから…」とのこと。

「こんな事、覚えても普通の人は役に立つことないでしょう?」と聞いたら、
「そうですね…」とのことだった。

学生時代に、何の役に立つネン?と思いつつやったことはたくさんあるが、この歳になってみると、やっぱりやっといてよかったと思うこともある。いまだに疑問だ。
さんずいへんは水に関係した文字とかいうことはわかるが、あくび、つくえなどは分類上そうしている、というものもあるのではないか…?

おまけに、日本では漢字の数を制限したときに字体を変えたものもあり、今や字と意味が分離してしまったものもある。

漢字検定協会がやっていることは良いことだとは思うが、部首の問題を出すのなら、部首について、もう少し啓蒙すべきだと思う。

「亜」の部首は「二」です。

これは知らなくてもいいでしょう…。



| | 考えたこと | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
アラン・ドロン
最近、フランス映画が少なくなった。
こないだTaxiというのがシリーズであったが、ロードショーで大きく取り上げられるような映画はハリウッドの映画がほとんどだ。

昭和40年代はまだフランス映画がたくさんあった。
日曜映画劇場で、ジャン・ギャバンやジャン・ポール・ベルモンド、アラン・ドロンなどが見られた。

レナウンの宣伝でアラン・ドロンが出ていたのもその頃だったと思う。
ダーバンの宣伝だったか…。

本国では、ジャン・ポール・ベルモンドの方が圧倒的に女性に人気があるという話は聞いたことがある。
ハンサムなアラン・ドロンよりも、野性的なジャン・ポール・ベルモンドの方が、マドモアゼルたちの気を引く、という事だった。

昨日、久しぶりに刑事物語というドラマ(2時間の3回シリーズ)でアラン・ドロンを見たが、年をとったなあ…。
吹き替えの野沢那智の声も、それなりに年輪を重ねていて、声優と俳優が同じように年をとったのか、と感心した。

マルセイユを舞台に、引退する刑事が、マフィアの大きな組織と孤独に戦うというドラマ。渋い役だった。
いつもノーネクタイで、ボタンダウンの上のボタンをあけて、ジャケットをひっかけている、というスタイル。
黒いサングラスがよく似合う。

朝食の時に、エスプレッソのコーヒーをカップではなくお椀に入れて、パンを浸して食べる…いかにもフランスという感じ。
フリーウェイなどなく、細い道に小さな家ばかりで、プジョーやルノーが走り回っている。
昔はヘッドライトが黄色だったが、今はその規制もなくなったようだ。

ボンジュール、ボンソワ、メルシー、オルボァ…言葉の響きが英語と違って、柔らかいような気がする。

2001年にこのドラマを撮ったときは65歳。

やっぱりスターである。あんな65歳にはなれないだろう。

エンディングに少し曖昧な余韻を残して、FINという文字が出るフランス映画。
何ともいえない味がある。

また、アラン・ドロンを見たいと思う。



| | 考えたこと | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |