考えたこと2

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ワンパターンの美学
こないだ、小田和正の「そうかな」を買った。
相変わらず、声が高く、ボーカルを生かしたアレンジで、小田節を聞かせてくれる。

高校の時から、オフコースが好きで、LPはほとんど持っている。
ホントによく聞いた。
小田和正と鈴木康博のコーラスは、当時としては、すごくきれいで魅力的だった。
赤い鳥も良かったが、小田・鈴木のコーラスはモダンな感じがしたし、メロディも斬新だったと思う。

小田和正も、鈴木康博も理科系の人間で、作る曲も、二人ともすごく計算されたコード進行の曲だと思う。何といったらいいのか・・特に小田和正の曲は、図形にたとえると、世の中にたくさんあるただの四角形やただの三角形ではなく、正四角形、正三角形のカタチをしているような気がする。意図的にそうしないとできないカタチ・・そんな気がする。明朝体ではなく、ゴシックだ。

初めて聞いたのが17歳の時だったと思う。あれから30年以上経っても、小田和正は変わらない。
さすがに年で、恋の歌が減って、「僕ら」という言葉が増えたような気がする。
小田和正の「僕ら」は僕より上の、団塊の世代の終わりのほうの事だと思うが、「僕ら」が出てくると何となく僕も入っているような気がして、共感してしまう。

若い頃に書いていた、「僕らの時代」という曲が好きだった。
あれが最初の「僕ら」だったのかな??

この人は変わらない。
いつ聞いても小田和正である。

もう一人、山下達郎も20歳の頃にデビューアルバムを聴き、びっくりしてしまった。
A面、B面をロスとニューヨークのスタジオで録っている。ミュージシャンも指定したらしい。

こんな事を言ったら悪いけど、この人は、このデビューアルバムがベストだと思う。
これを超えたものは無いのではないか。
Windy ladyとか、Last stepとか・・。

山下達郎も、LPの時代はほとんど買った。CDになって、少しごぶさたしたけど。
正統派のポップス、リズム系の曲など、パターンの引き出しの数は少ないと思う。
この人も、変わらない。聞いたら、すぐに山下だ、とわかる。

あまり表沙汰にしていないが、さだまさしも好きだ。
20代の頃はよく聞いた。最近はごぶさたしている。
吸い殻の風景とか、主人公とか、雨やどりなどもこっそりイイと思う。

この人も変わらない。
さだは、さだだ。

みんなワンパターンでやろうと思ったわけではないだろう。
勝手にワンパターンと括ったら、怒られるかもしれないが、誉め言葉としてのワンパターンだ。
自分のやりたいことをやっている、人は人、自分は自分、これが俺の、僕の、音楽という感じ。
実は、変化しているのかもしれないが、僕にはわからない。

| | 音楽 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |