考えたこと2

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令和の鬼平犯科帳
新しい鬼平は松本幸四郎。
何作か作られて、正月にやっていたのを録画した。

80年代の鬼平は、どちらかというと鬼平と密偵の関係がメインだった。
ところが、新しい鬼平は同心との関係に変わったと思う。

それと、変に重々しい。
毎週作られていた80年代とは違って、年に数本という寡作だ。
だから、重々しく作らないといけない、とでも思っているようだ。

とにかく鬼平が出てくる火付盗賊改の場面が暗い。
変に重々しい感じを出している。

ただただ重いだけでは、本当の重さは伝わらない。
軽い場面があって、初めて重さが伝わるのだと思う。

密偵たちと鬼平の関係は、上司と部下との関係ではない。
お互いの信頼に支えられた関係だ。
そこには人間的な感情がある。

鬼平犯科帳が長く愛されるのは、この密偵との関係があるからだろう。
いろんな事情で盗賊をやめて、密偵に変わる。
その彼らがいろんな葛藤を抱えながら、盗賊を捕まえる側で活躍することが魅力なのだ。

同心たちはあくまでも脇役のまた脇役なのだ。

その構造を変えて、重々しい鬼平ができた。
それが好みならいいのだが、ぼくはもう少し明るく、ユーモアがほしい。

それがないと、重いだけでは本当の勧善懲悪になってしまう。

池波正太郎の作品が愛されるのは、「悪いことをしながら、いいこともする」という人間の二面性をうまく描いているからだろう。

今回の鬼平も早く一皮むけてほしいものだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |

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