考えたこと2

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高市政権のファインプレイ
今日は大晦日。
何を書こうかと思っていたら、読売新聞の一面に「外国人永住要件に日本語」という記事が出た。
これは本当に大事なことだ。
言語を理解するということはその国の文化を理解するということだ。

日本のような島国で、居住者に対しては排他性の強い民族性の国が、外国人の永住を許可するとしたら、まず第一に日本語を解することだ。
それは必須の条件だと思うが、それを今回政権が表明したのは、大晦日の一面を飾るにふさわしいニュースだと思う。

今年は留学生の仕事をして、日本の外国人政策は日本語の習得の部分で根本的に間違っていると思った。
日本語は英語などの表音文字だけの言葉より、格段に難しいのだ。
考えてみてほしい。
10代の後半になって、日本語に興味を持って覚えようとしたらひらがな、カタカナに加えて漢字2000字を覚えないといけない。
おまけに主語は文意から推定するとか、擬音語、擬態語が山のようにあって、法則性もほとんどない、という言葉なのだ。
それを覚えようとしてくれることには敬意を表する。

しかし、それをあたかも簡単にマスターできるように、現地のブローカーが宣伝しているのだろう。
半年から1年ほどの日本語学習のセンターでの学習のあと、もう来日する。
日本語能力検定でN5とかN4というレベル。
小学校の3〜4年レベルの漢字数。
日本人が小学生に伝えるように話せば、日常会話はできる、とされている。

留学生の場合はそこから日本語専門学校に行き、勉強するのだが半日の授業だけ。
28時間のアルバイトを許可されている(これは労働力不足を補うのと、仕送りのため)ので、そちらのほうが忙しい。
結局一部の熱心な層は頑張って日本語を覚えるが、そうでない人が多すぎるのだ。

この日本語学校も、民主党政権の事業仕分けで日本語教育振興協会という日本語専門学校を審査する第三者機関を廃止してしまったため、そこから日本語教育の質が落ち、いい加減な基準で卒業させる日本語学校がどんどん増えた。
今も需要があるから、増え続けている。

本来なら、日本語能力N2までいかないと大学には入れないのだが、文科省がN2相当、という表現にして、志願者が減った大学にN3以下でも入れるようにしたため、日本人が来ない大学には日本語能力が低い留学生が入るようになった。
いずれ規制されるのだろうが、今は野放し状態だ。

N2で入れるといっても、漢字数で小学校卒業レベル。
当然、入試の国語が解けるわけがない。
そんな学生を入れるのなら、専用のカリキュラムを作らないといけないと思うが、そんなことはしない。
結局、日本人の学生の学ぶ機会を奪う。
そして、その留学生にいろんなところから補助が出る。
アルバイトは28時間までというが、違法に現金払いのところもある。
要は留学生というよりも、「安い労働力」として(一部の大学ですら)見ているということだ。
これがひいては日本の外国人政策の今までの基本だ。
単に「安い労働力」が足りないから、それを入れるということだ。

でも、それではいつまでも日本人の給料は上がらない。
安い労働者を増やすことは生産性の低い零細企業の延命には役立つだろうが、それは日本の国力を下げるだけだ。
これが失われた30年の原因だとデービッド・アトキンソンが書いている。
そのとおりだと思う。
本当に必要なのは、給料が高い労働者なのだ。

この方針を180度変える元になるのが、日本語能力だ。
いい加減な日本語教育で、日本語で意思疎通ができない(特に読む、書く)人が増えることは、今の欧州のように対立を招くだけだ。

今の受入方針を変更して、日本の文化を守るために、日本語能力を問うことは大きな一歩だと思う。

それが今日の新聞の一面だったということは、本当に喜ばしいことだ。
今年もこれで終わる。

終わりよければ、全て良しになることを祈る。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

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