考えたこと2

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俳優の将来
「AI映像制作会社パーティクル6がつくったAI俳優「ノーウッド」はハリウッドに衝撃を与え、今後映画業界がAIとどう向き合うべきか議論を巻き起こしている。」という記事が日経に出ていた。
日本ではまだまだAIのニュースが少ないが、アメリカではもうここまで来ている。

AIが作った架空の女優「ティリー・ノーウッド」が「ハリウッドを思わせる描写とともに「新人俳優」としてふるまい、SNSを通じて発信を続けている」とのこと。
記事の写真を見ると、レッドカーペットの上でインタビューを受ける彼女の姿がAIで作られた写真になっており、まるで本物の人間のようだ。

さすがに、これは俳優たちは反対するだろう。
職を失う危機感を募らせている、ということだ。

「多くのプロの演技を無断で学習した」ということで映画俳優組合の首席交渉担当者がクレームをつけている。
どの俳優のどのパーツを使っているか、ということを監視しているらしい。
そんなことが本当にできるのだろうか。

デイリー・ノーウッドは新人俳優としてふるまい、SNSで発信を続けているとのこと。
この調子でAIが進化すれば、金さえかければ映画1本がコンピューターの中で生成される日も近いだろう。
もうできているのかもしれないが…。

脚本も、配役もAIがやって、演出はプロンプトでつける。
演技が気に入らなければ、何度やり直させても文句は言わない。
そんな時代はもうすぐ来そうな気がする。

日本のアニメファンなど、もうそういう世界だろう。
2次元の主人公を推している。
それが、現実の3次元の世界で起こる。

AIを使った合成音声は、労組が管理する基金に資金を払う仕組みを導入することで合意しているらしい。
その調子で行くと、動画も同じ扱いになるかもしれない。

だからといって、現実の俳優が全て職を失うことはないと思う。
やはりリアルであることは価値だ。

でも、俳優の市場は小さくなるのかもしれない。

確実にギャラは減るからだ。

AIがこれからどういう社会を作っていくのか、考えると少し恐ろしくなる。
ぼくらは人生の大部分をリアルの中で生きてきたからだ。

今の若い人たちが、どういうふうに受け入れていくのかと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

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