|
2025.11.08 Saturday
やなっちチャンネル
オーストリア生まれのYoutuberがやっている、やなっちチャンネルを見つけた。
なかでも「外国人が思う日本語が世界一難しい理由は?」という動画だ。 留学生の就職相談をするようになって、今まで漠然と思いはしていたが「日本語の難しさ」というものをもっと意識しないといけない、と思ったからだ。 この動画にはやなっちともう一人の日本で働いている、ウィーンの大学の日本語学科の卒業生が出てくるが、この2人の日本語はすごいレベル。 早口で2人で会話しているのだが、ここまで話せるというに驚いた。 よほど日本語が習いたかったのだろう。 アニメから入ってとにかく覚えたかったというやなっち。 ウィーンの日本語学科がどれだけすごいかわからないが、あの難しい日本語をニュアンスも含めてここまで話せるというには驚いた。 助詞の「は」「が」や、「へ」「に」など、外国人には「どう違うねん」という感じだと思う。 日本語は主語を省いても話せる。 高校時代に古文で源氏物語で苦労したが、あの「誰が誰に話しているのかわからない」という感覚に近いものを、きっと外国人も感じているのだろう。 そんな日本語が好きで、勉強してくれている人がいるのか、とうれしくなる。 十数年前に「日本はアメリカの51番目の州になったらいいかも」と言ったら、息子に「日本語を残すというのを条件にするならいい」と言われたことを思い出した。 日本人は、この難しくて、ややこしい言語を作ってきた。 漢字は拝借したが、何通りもの読み方をして、意味を生かした。 ひらがな、カタカナを作って、漢字と混ぜて読み書きできるようにした。 どこの国でもそうだろうが、日本人は日本語が使えて良かったと思う。 言葉は文化の根本を作っている。 それを中途半端にして、日本語がつたないままの外国人をこれ以上増やしてはいけないと思う。 外国人にちゃんと日本語を教育する仕組みを作らないといけない。 単に働きに来るのではなく、このややこしい言葉を使える人にいてほしいと思う。 |
