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2025.10.27 Monday
友人ゼロ
世界的に友人ゼロという人が増えているらしい。
中でも日本は国際比較で最も「友人がいない」と答える人が多く、特に40歳以降の男性で「友人ゼロ」という人が急増しているとのこと。 友人ゼロが増えている原因は、インターネットの発達で友人がいなくても、ネット上で緩いつながりを持てるようになったことかもしれない。 大学の先生によると、40代は社会に出た後の友人比率が大きくなる年代らしい。 30代は何かと忙しいので、友人と疎遠になって、昔の友達がリセットされやすくなるという。 たしかに、振り返ってみると歳を取れば取るほど、学校時代の友人は少なくなっている。 仕事やでの付き合いの方が圧倒的に多い。 学生時代の友人というと、大学の同級生だけだ。 ただ、どこからが友人かというと難しい。 悩みを相談できるレベルというと、数人だろう。 何かあって、助けてくれるレベルというと、頼んだことはないからわからないが、ゼロに近いと思う。 よくアメリカのドラマで「ぼくにできることがあれば、なんでも言ってくれ」という場面があるが、あの言葉はなかなか言えない。 本気であの言葉を言えるのは、友人と言っていいと思う。 そう思うと、しょせん友人などそんなにいないのだ。 「友達100人できるかな」という歌があるが、友達をたくさん作るのが素晴らしい、という考えもどうかと思う。 いずれ死ぬ時は一人なのだし、数を競っても仕方ない。 大人が親友を作るには200時間かかるという。 これも嘘だろう。 200時間かけても、親友ができるとは限らない。 そういうことに気づいた人が増えたので、友達ゼロという人が増えたのかもしれない。 |
