考えたこと2

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人手不足対策
人手不足で外国人に来てもらって働いてもらおう、という意図で文科省の「留学生30万人計画」が実行されたわけではない。
でも、結局今の下位の大学がやっていることを見ていると、そういうことだと思わざるを得ない。

英語よりも格段に難しい日本語をたった数年で高等教育を受けれるレベルになる、という前提で今の留学制度はできている。
よく考えてみてほしい。
ぼくらは6年間週に数時間の授業を受けて、大学入試の科目として英語を勉強してきたが、まともに話せる人がどれだけいるのか。
読み書きに苦労しない人がどれだけいるのか。
6年間の学習で英語で高等教育が受けれるレベルになる人がどれだけいるのか、考えればわかる。

覚える文字数が少なく、文型が明確で、文法がちゃんと存在する英語でさえ、難しい。
それほど、非ネィティブな言葉は学習が難しいのだ。

ひらがな、カタカナ、漢字を2000文字ほど覚えて、やっと中学卒業。
義務教育のレベルだ。
品詞分類もいい加減、文法に至っては言い回しごとに覚えるというやり方で、漢字を2000文字、物心ついてから覚える、ということがどれだけの苦労か、わかるだろうか。
ぼくもそうは思っていなかったが、留学生を見ていて、いろいろ調べてようやくわかった。
とにかく、日本語は難しいのだ。

留学生たちは母国で日本語能力検定のレベル5か4を取って、それから来日するということが推奨されている。
おそらくほとんどの留学生がその状態だろう。

N5というのは、基本的な日本語をある程度、理解することができるとされるレベル。
漢字数が103字、語彙数は821語が必要になる。

たった103文字の漢字と800程度の語彙でどれだけの日本語が読んで書けて、聞いて話せるのか。

これは制度設計の失敗だと思う。






| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 11:55 | comments(0) | trackbacks(0) |

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